引越し時に忘れがちな手続き|旧居・新居で忘れがちなことも徹底解説

引越し時に忘れがちな手続き|旧居・新居で忘れがちなことも徹底解説
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summary
  • 引越し時にはやることが多いので忘れがちな手続きなどを事前に把握して対策を立てておきましょう
  • ガスの閉栓手続きを忘れることによって次の入居者が危険な目にあうこともあるので注意が必要です
  • 利用中のサービスがある場合は住所変更を忘れてしまうと重要書類などを見逃す可能性がでてきます

引越しをする際には荷造りや手続きなどやることが多くあります。どれも重要であり対応が必須となります。もし忘れてしまったなんてことになれば二度手間、三度手間が発生します。時間と労力を無駄にしてしまうことになるので、特に見落としがちな手続きなどには注意が必要です。

そこで今回は、引越しにおいて忘れがちなことを紹介。うっかりミスを防ぐためにも、どういったことを忘れやすいのか、忘れた場合にどうなるのかといったことを本記事で一緒に確認していきましょう。

引越し時に忘れがちな手続き

引越し時には下記のような手続きを忘れがちなので、注意が必要です。

  • 旧居の退居予告
  • 旧居のガスの閉栓手続き
  • 引越し料金の支払い
  • 旧居の明け渡し立ち会い
  • 転出・転入届け等の手続き
  • 転校・転園手続き
  • 利用中のサービスの住所変更手続き

旧居の退去予告

引越しが決まったらすぐに退居の連絡をしましょう。契約内容によって異なりますが、大抵の場合は退居予定の1~2ヶ月前までに連絡する決まりとなっています。

もし退居予告の時期から遅れて連絡してしまった場合は、引越したのちの1ヶ月分の家賃を余分に支払わなければいけません。日割りではなく月割り計算が適用されることも多く、いずれにしてもただでさえ出費の多い引越しにおいて家計に大きな打撃を与えることになるため、引越しが決まったらすぐに不動産会社や貸主に退居の連絡をするようにしましょう。

連絡の際は、「退去日」と「明け渡しの立ち会い日」も伝えておくとスムーズに連絡を終えられます。別途、駐車場を契約している場合は、その解約手続きも忘れないようにしないと、1ヶ月分余計に支払うことになるので注意が必要です。

連絡後に退居届など、解約手続きに必要な書類が届きます。書類の確認が済んだら解約手続きが完了となるので、早めに必要事項を記入して返送しておきましょう。

旧居のガスの閉栓手続き

旧居のガスの閉栓手続きも忘れがちな手続きの一つです。契約しているガス会社に「最後に使用する日」と「退去日」を連絡します。

閉栓については、ガスの元栓を閉めるだけなので基本的に立ち会いは必要ありません。しかし、オートロックマンションではガス会社の人だけでは建物内に立ち入ることができないため、住人の立ち会いが必要な場合もあります。物件の状況にもよるので、事前に確認しておきましょう。もし立ち会いが必要で、当日立ち会えない場合は、管理人や家族などの代理人を立てても大丈夫です。

新居でガスを使う場合は閉栓手続きと同時期に、開栓手続きも行っておくと安心です。ちなみにガスの開栓時は安全上の理由から立ち会いが必須です。開栓を依頼する日は、立ち会いが可能な日を伝えるようにしましょう。

引越し料金の支払い

引越し前後はもちろん、引越しの当日も何かとやることがあるため、引越し料金の支払いも忘れがち。引越し業者によって支払いのタイミングは異なりますが、当日の作業が始まる前に支払うのが一般的です。

当日用意するのも良いですが、スムーズに引越し作業に入るためには前日までに準備しておくのがおすすめ。おつりが出ないように、請求金額ぴったりのお金を用意して、封筒などで保管しておきましょう。なお、事前に支払いを済ませている場合は、この限りではありません。

旧居の明け渡し立ち会い

引越し当日には、旧居の明け渡し時に立ち会いが必要なことも覚えておきましょう。旧居から荷物を運び出したのち、大家さんもしくは不動産会社の人に鍵の返却。退居する部屋に傷や汚れがないかを一緒に確認します。原状回復義務により、クリーニング代や修繕費に関係してくるので、もし入居前からついていた傷や汚れを証明できる写真などがあれば提出しておきましょう。

立ち会いが終わったら部屋の状況に関する確認書類にサインをするのですが、時間がないからといってさっと目を通すのではなく、内容をしっかりと確認してからサインするようにしましょう。万が一、不利な内容が記載されていたとしても、サインした後では取り返しがつきません。内容を確認しながら、疑問点があればその場で確認しておくのがベストです。

もし退居時に立ち会えないことが事前に分かっている場合は、代理人の立ち会いでも大丈夫かどうかを大家さんもしくは不動産会社に相談してみると良いでしょう。

転出・転入届等の手続き

引越し先が、旧住所と異なる市区町村の管轄になる場合は「転出届」と「転入届」も忘れずに行いましょう。それぞれに必要な書類や提出するタイミングは下記のとおりです。

  期限 必要なもの 提出場所
転出届 引越しする日の14日前から
  • 本人確認書類
  • 印鑑
  • 新住所がわかるもの
旧住所管轄の市町村役場
転入届 引越した日より14日以内
  • 転出証明書(転出届提出時に発行)
  • 印鑑
新住所管轄の市町村役場

ただし、自治体によって必要書類が異なる場合があるので、事前に自治体の窓口や公式Webサイトなどで確認しておきましょう。転出・転入届の提出を忘れてしまうと、最大5万円の過料が科される可能性があるので注意が必要です。

転校・転園手続き

お子さんがいる家庭で引越しにより転校・転園が必要な場合は、それぞれ手続きが必要です。

転校の手続き

転校の手続きについては、「管轄の市区町村が現住所と同じかどうか」で必要な書類が異なります。

■現住所と【同一市区町村にある学校】に転校する場合

転校前の学校で「もらう」書類 市区町村役所で「もらう」書類 転入先の学校に「渡す」書類
  • 在学証明書
  • 教科書給付証明書
  • 転入学通知書

    ※発行には「在学証明書」が必要

  • 在学証明書
  • 教科書給付証明書
  • 転入学通知書

■現住所と【異なる市区町村にある学校】に転校する場合

転校前の学校で「もらう」書類 旧市区町村役所で「もらう」書類 引越し先の市区町村役所で「もらう」書類 転入先の学校に「渡す」書類
  • 在学証明書
  • 教科書給付証明書
  • 転出証明書

    ※引越し日の14日前から発行可能

  • 転入学通知書

    ※発行には「在学証明書」と「転出証明書」が必要

  • 在学証明書
  • 教科書給付証明書
  • 転入学通知書

転校の手続きが遅れてしまうと、学校に通うまでに期間が空いてしまうことになるので、忘れずに手続きを行いましょう。

転園の手続き

お子さんが保育園に通っている場合は、まず現在通っている園または転居元の市区町村役場に「退園届」を提出しましょう。住民票の異動(移動)前であれば、転居元の市区町村役場で転居先の保育園の入園申請を行ってくれる場合もあるので、確認しておくことをおすすめします。転居先によって入園申請の締め切り日と必要書類が異なる場合があるので、事前に確認しておきましょう。

幼稚園の転園の場合は、基本的に「入園願書」「住民票」「在園証明書(現在通っている園で発行)」の3つの書類が必要になります。ただし、保育園と同様で申請締め切り日や必要書類は園によって異なるので、事前にしっかり確認しておきましょう。保育園と幼稚園、いずれの場合も引越しの1ヶ月前には現在通っている園に転園する旨を伝えておくと安心です。

利用中のサービスの住所変更手続き

そのほか、意外と見落としがちなのが、加入中のサービスの住所変更手続きです。たとえば以下のようなものがあります。

【利用中のサービスの住所変更手続き】

  • 火災保険
  • 携帯電話
  • 銀行口座
  • クレジットカード

普段、特に住所を利用することがないサービスではありますが、請求書やサービス内容の変更に関する重要な書類が届くこともあります。手元に届かないことにより損をする可能性も否めないので、忘れずに住所変更を行いましょう。

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引越し時に旧居で忘れがちなこと

引越しの際は、旧居で下記のようなことを忘れがちなので注意しておきましょう。

  • 不要なごみを捨てる
  • 電化製品の引越し事前準備作業
  • 旧居の掃除
  • 旧居に忘れ物がないか確認すること
  • 旧居のブレーカーを落とす

不要なごみを捨てる

引越しの際は荷物を選別する場合がほとんどですが、不用品の処分を忘れないようにしておきましょう。特に粗大ごみの場合は、即日捨てられないことが多くあります。

たとえば自治体に回収を依頼するのであれば、事前に申請が必要です。不用品回収事業者に依頼する場合でも、当日回収に来てくれるとは限りません。引越し前日や当日になって焦ることがないよう、引越しの数日前までに処分しておきましょう。

ただし、引越し業者のなかには不用品の買取や粗大ごみ・不用品の処分を代行してくれるサービスを展開している事業者もあります。引越し業者の利用を検討している場合は、こうしたサービスの有無も引越し業者を選ぶ判断として加えてみると良いでしょう。

不用品の処分方法や、処分依頼ができるおすすめの事業者についてはこちらの記事で紹介しているので、あわせて参考にしてみてください。

電化製品の引越し事前準備作業

洗濯機や冷蔵庫などをはじめとする電化製品の運搬には事前準備が必要です。事前準備が必要な電化製品と、準備の内容は下記のとおりです。また、細かい手順や注意点を解説した記事も記載しておくので、スムーズな引越しのためにお役立てください。

電化製品 準備の内容 準備の手順を解説した記事
冷蔵庫
  • 水抜き・霜取り
  • コード類をまとめる
引越し前の冷蔵庫はどうやって準備する?電源を切るタイミングや水抜きを解説!
洗濯機
  • 水抜き
  • 運搬用ボトルの固定
    (ドラム型洗濯機の場合)
  • コード類をまとめる
洗濯機の引越し準備方法!水抜きの注意事項や事業者依頼の料金相場を解説!
テレビ
  • 埃をとる
  • コード類をまとめる
引越し時のテレビの準備や梱包方法
パソコン
  • バックアップをとる
  • 埃をとる
  • コード類をまとめる
引越し時にパソコンは自分で梱包すべき?壊れた際の対処法も解説

旧居の掃除

賃貸物件から引越す場合は原状回復義務があります。原状回復義務とは、「借りた人が常識を越えた範囲で物件を傷めた、あるいは汚した場合に修繕費用を負担する」という国土交通省のガイドラインに基づく義務です。

経年劣化はこの義務の対象外となるため、日焼けや電化製品の設置による黒ずみなどを気にする必要はありませんが、それ以外の汚れや傷を借りたときの状態に極力近づける必要があります。

そのため、退居時には必ず掃除をしておく必要があります。もし掃除をせずにそのまま退居してしまうと、必要以上のクリーニング代や修繕費を請求される可能性がでてくる点には注意が必要です。引越し当日は荷物の搬出入などであまり時間が取れないので、事前にあらかた掃除をしておくのがおすすめ。当日は大型家具・家電などを運び出したあとをさっと掃除する程度で済むようにしておくと良いでしょう。

旧居の掃除のポイントについては、下記の記事でも解説しているので、こちらもご確認ください。

旧居に忘れ物がないか確認すること

引越し当日はやることが多いため、バタバタしています。そのため、旧居に忘れ物がないかの確認を忘れがちです。忘れたものが日用品などであれば買い直すことも可能ですが、印鑑や転出証明書といった重要な書類(もの)の場合は取りに戻る必要があります。

近距離の引越しの場合はすぐに取りに戻ることもできますが、遠距離の場合は忘れ物に気付くタイミングによっては取りに戻るのに余計な費用が発生するうえに時間を浪費します。引越し後も荷解きや手続き関係で慌ただしく過ごすことになるので、余計な負担が増えないよう、退居時には忘れ物や積み忘れの有無も確認しておきましょう。

旧居に忘れやすい物

旧居によくある忘れがちなものとしては下記のようなアイテムが挙げられます。

  • 洗濯用品(物干し竿、洗濯ばさみ、ハンガーなど)
  • 照明
  • 表札やポストの名前
  • 掃除道具(掃除機、ほうき、ちりとり、雑巾など)
  • そのほか(リモコン、充電器、掛け時計、財布など)

退居時の立ち会いの際に、傷や汚れの確認と一緒に忘れ物がないかどうかを各部屋で確認しておきましょう。

旧居のブレーカーを落とす

旧居での引越し作業が終わったら、必ずブレーカーを落としておきましょう。ブレーカーを上げたままにしてしまうと、次の入居者が使用する際に、漏電による火事となる恐れがあります。自分のミスにより次の入居者を危険な目に遭わせてしまわないように、忘れずに対応しておきましょう。

もしブレーカーを落とし忘れてしまったら、その事実に気付いた時点で大家さんもしくは不動産会社に連絡してブレーカーを落としてもらえないか相談してみましょう。大家さんか不動産会社での対応が難しい場合は、電力会社に電話して、どうすれば良いか、指示を仰ぎます。

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引越し時に新居で忘れがちなこと

次に新居で忘れがちなことを紹介します。

  • 新居の鍵の受け取り
  • 新居のチェックと掃除
  • ライフラインのお申込み

新居の鍵を受け取り忘れてしまうと引越し作業が滞ってしまい、時間が長引くことにより、引越し業者から追加料金を請求される可能性が出てくるので注意が必要です。また、新居に荷物を運び入れる前には必ず部屋の状態のチェックを行いましょう。しばらく入居者がいなかった物件であれば埃が溜まっているので、掃除をしながらチェックすると一石二鳥です。

ライフラインのお申込みは、旧居でのライフラインの解約時に合わせて行っておくことをおすすめします。別々に手続きを行ってしまうと片方を忘れがちなので、同時期に合わせて行いましょう。

新居の鍵の受け取り

新居の鍵は、契約開始日に受け取りが可能です。そのため、たとえば引越し当日を契約開始日にしている場合は、旧居から新居に向かう前までに新居の鍵を受け取っておく必要があります。もし受け取りを忘れてしまうと、引越し業者が新居についた際に搬入作業ができなくない状況に陥ります。

作業が遅れることはもちろん、時間延長により追加費用が発生する可能性も否めませんので、新居の鍵の受け取りも忘れないようにしておきましょう。

新居のチェックと掃除

新居の鍵を受け取ったら、荷物を運び入れるまでの間に新居の状態をチェックしておきましょう。なぜなら賃貸の場合は原状回復義務があるからです。

原状回復義務とは、経年劣化を除きできるだけ部屋を借りたときの状態に戻しておく義務のことです。当然ですが、この義務のなかには入居前の傷や汚れは含まれません。しかし、退居時には今ある傷や汚れが入居後についたものなのか、入居前についたものなのかの判別ができません。

そのため、入居前に目立つ汚れや傷がないかチェックしておきます。その際、気になる傷・汚れがあった場合はスマートフォンなどで写真に収めておくと、余計なクリーニング代の請求を防げます。

新築の場合も同様に入居前にチェックを行いましょう。入居前についた傷や汚れは工務店やハウスメーカーの責任なので、無料で修繕対応してくれます。また、賃貸の場合でも新築の場合でも埃が溜まっていることが多いので、気持ちの良い新生活のスタートを切るためにも入居前には掃除するようにしましょう。

ライフラインのお申込み

旧居でのライフラインの解約に気をとられて、新居での利用開始のお申込みを忘れる場合も往々にしてあります。電気や水道はブレーカーをあげる、蛇口を捻ればすぐに使える場合が多いですが、ガスは開栓に立ち会いが必須です。

時期にもよりますが、当日連絡して当日ガス会社の担当者が来られるということは稀なので、必ず事前にお申込みをしておきましょう。またインターネットにおいても、場合によっては回線工事が必要であり、時期によっては1ヶ月ほど待たなければいけないこともあるため、引越しの1ヶ月前くらいにはお申込みを済ませておくようにしましょう。

これらの手続きを忘れてしまうのが不安という人は、引越し業者の代行サービスなどを利用するのも一つの手です。

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引越しで漏れがないようにするために

引越しに関する作業や手続きを抜け漏れなく対応するためには、事前にやることを把握してそれらをリスト化する、「やることリスト」の作成がおすすめです。ただし、引越しでやることは本当に多いので、ただ羅列するだけではかえって対応漏れが発生します。そのため、やるべきタイミング別にやることリストを作成しましょう。

タイミング別にやることをまとめた記事があるので、こちらの記事もぜひご活用ください。

まとめ

引越しはやることが多いので、手続きなど抜け漏れが発生しやすくなります。本記事で触れていることはもちろん、友人や知人などに忘れがちなことを聞いて、対応策を考えておくというのも有効な手段です。引越しを経験した友人・知人にアドバイスを求める際は、引越しであると便利なものや買うものなども聞いておくとよりスムーズな引越しを実現できるでしょう。