引越し日の前夜の過ごし方とは?チェックリストや当日におこなうことも紹介

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summary
  • 引越し前夜には冷蔵庫と洗濯機の水抜きをはじめ石油ストーブやファンヒーターの燃料を抜いておきましょう
  • また貴重品をまとめたり荷物の最終確認を行ったりして引越し当日に備えましょう
  • 引越し当日にスムーズに動けるように早めに寝るなど過ごし方も工夫が必要です
  • 引越し当日にもやることが多いので事前に把握しておきましょう

いよいよ引越し当日を迎える前夜。引越しは居住地を変える一大イベントなので、準備に不足がないか、当日スムーズに作業が進むか不安になる人も多いでしょう。

そこで今回は、トラブルやアクシデントなく引越しを終わらせるために引越し前夜にやっておきたいこと、前夜の過ごし方などを紹介します。前夜にやることや当日にやることを把握しておけば、少し不測の事態がおきたところで進行に支障をきたすことはないので、本記事でおさらいしておきましょう。

引越し日の前夜におこなうこと

引越し日の前夜におこなうこと

引越しの前夜におこなうことは以下のとおりです。

  • 冷蔵庫の水抜き・霜取りをおこなう
  • 洗濯機の水を抜く
  • 石油ストーブの灯油を抜く
  • 貴重品をまとめる
  • 荷造りの最終確認をおこなう

旧居から新居に冷蔵庫や洗濯機を運ぶ場合は、運搬中の水漏れによる故障を防ぐためにも水抜きを行っておきましょう。また灯油などの燃料を使用する暖房器具に関しても、運搬中の事故を防ぐために燃料を空にした状態にしておく必要があります。そのほか、引越し当日に携帯する荷物は貴重品をはじめ、最小限に留めておき、梱包し忘れがないかどうかも確認しておきましょう。

冷蔵庫の水抜き・霜取りをおこなう

運搬中に水漏れをおこして故障しないように、冷蔵庫は水抜き・霜取りが必要です。冷蔵庫は食品を保存するのに引越し直前まで使用することも多いため、引越し前夜におこなうのがベストなタイミングでしょう。

【水抜き・霜取りの手順】

  1. 冷蔵庫の電源を切って扉を開けっぱなしにしておく
  2. 3~4時間程度、そのまま放置する
  3. 水受けトレーやタンク内、製氷皿に残った水を捨てる

上記の手順で水抜き・霜取りは完了しますが、季節や霜の分厚さによっては溶けるまでに15時間ほどかかる場合もあります。そのため、できれば前日の早い時間に取り組むことをおすすめします。また、水抜き・霜取りは冷蔵庫の種類やメーカーによって方法が異なるので、必ず取り扱い説明書を見ながら行いましょう。冷蔵庫の運搬にかかる注意事項などは下記記事に記載しているのであわせて参考にしてください。

洗濯機の水を抜く

冷蔵庫と同じく、洗濯機も前日に水抜きをしておく必要があります。

【タテ型洗濯機の水抜きの手順】

  1. 水道の蛇口を締める
  2. 蓋をして電源ボタンを入れ、スタートボタンを押す
  3. 1分ほどで電源を切り、蛇口から給水ホースを外す
  4. 最短コースで脱水する
  5. 脱水後、洗濯機内と洗剤受けを拭き上げる
  6. 排水ホースを抜く

排水ホースを抜いたあとは、洗濯機を少し傾けてホースに残った水も取り除いておきましょう。その際、水受けとして洗面器やバケツを用意しておくと便利です。そのほか、洗濯機の水を抜く際に必要なものやドラム型洗濯機の水抜き方法については下記記事で詳しく解説しているので、あわせてご確認ください。

石油ストーブやファンヒーターの灯油を抜く

石油ストーブやファンヒーターに燃料が入ったまま運搬すると、引火の可能性があり大変危険です。そのため、灯油などの引火性がある燃料を使用している暖房器具は、前日までに燃料を抜いて空だきして、電池も抜いておきましょう。

ちなみに国土交通省が制定している「標準引越運送約款」によると「火薬類そのほかの危険品は引受拒否できる」とされているため、余った燃料の運搬も依頼はできません。そのため、引越し先で使用したい場合は自力で運ぶか、もしくはガソリンスタンドや灯油販売点で処分してもらいましょう。

貴重品をまとめる

引越し業者が行動指針とする「標準引越運送約款」には、貴重品類についての言及があり、「現金、有価証券、宝石貴金属、預金通帳、キャッシュカード、印鑑等」の貴重品については引受を拒絶できるようになっています。もし荷物のなかに入れてしまった貴重品が紛失したとしても、補償されない場合があるので注意が必要です。そのため、基本的に貴重品は自分で運搬するようにしましょう。

また、引越しにかかる料金は引越し作業前に現金で支払うのが一般的。スムーズに引越し作業を開始できるように、すぐ取り出せる準備をしておきましょう。事前振込などをした場合でも、飲食や公共料金の現金精算で必要になる可能性があるので、携帯しやすい小さめのカバンを用意して現金を入れておくことをおすすめします。

 荷物の最終確認をおこなう

引越し当日に引越し業者が来てから慌てないためにも、前日に使用する布団や歯ブラシなど必要最低限のものを残して前日までにあらかた荷造りは終わらせておきましょう。もし荷造りが終わっていないまま引越し業者が来てしまった場合、引越し業者を待たせてしまうか、引越し業者に荷造りを手伝ってもらうことになります。

いずれにしてもその分作業時間が長引くため、追加料金が発生する可能性が高くなります。ただでさえ引越しは出費がかさむため、当日の荷造りが最小限に済むよう、前日・当日に使用するもの以外は前日までに荷造りを終わらせておくようにしましょう。

荷造りが終わり荷物の確認をおこなう際は、ダンボールの数を数えておくとどのくらいの荷物量があるのかを引越し業者に伝えられるため、当日の作業をスムーズに進められます。また、新居到着後にすぐに使用するものが入っているダンボールには印をつけておくなど、工夫しておくことで荷解きの祭に手間取らずに済むでしょう。

 引越し業者からの最終確認がない場合は連絡を

一般的に、引越し当日の3日前に引越し業者から連絡が来て、下記のような引越しの最終確認が行われます。

  • 引越しの日時
  • 旧居と新居の住所
  • サービス内容(荷物の量など)
  • 支払い方法

この際の確認は、主に、契約時から荷物の量などに変更がないかという点です。もし荷物の量が増えたなどの変更がある場合は、必ず事前に伝えておきましょう。

当日トラックに載り切らなかったり、作業員が足りずに大幅に作業時間をオーバーしてしまったりすると、追加料金を請求される可能性が高くなります。また、原則3日前までに確認の連絡がきますが、引越し業者によっては連絡がこない場合もあります。その場合は、トラブル防止のために必ず確認の連絡を入れるようにしておきましょう。

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引越し日の前夜の過ごし方のポイント

引越し日の前夜の過ごし方のポイント

引越しを明日に控えた前夜は、当然ですが普段どおりとはいきません。下記のようなポイントをおさえて、引越し当日に備えておきましょう。

【引越し日の前夜の過ごし方】

  • 食事は購入するか外食で済ませる
  • 前日に洗濯物をまとめる
  • お風呂を掃除する
  • 早めに就寝する

引越し当日は何かとすることが多いので、意外と体力が必要です。そのため、前日にできることは前日に済ませ、早めに就寝して体力を温存しておきましょう。また、処分に困るため、できるだけごみを出さない工夫も必要です。冷蔵庫は水抜きで使えなくなるうえに、調理器具などは梱包している可能性が高いため、前日の夜ご飯は外で済ませるのがベストでしょう。

食事は購入するか外食で済ませる

引越し当日に備えて、前日はなるべく早く準備を済ませておくのがベストです。しかし、前日の夜に家で食事をするとなると、調理や片付けに時間が取られるため、引越しの準備をする時間が削られることになるでしょう。そのため、引越し前日の夜の食事はスーパーなどで食材やお弁当を購入するか、外食で済ませるのがおすすめです。

スーパーなどで購入した場合は、ごみの処理に手惑いますが、出費がおさえられます。外食の場合は、購入するよりも費用がかかる反面、ごみの処分を考えなくても良い点がメリットと言えます。両者のメリット・デメリットを考慮しながら、前日の夜の食事をどうするか検討してみましょう。

前日の洗濯物をまとめる

引越し前日には洗濯機の水抜きをおこなうので、前日に着用している衣類は洗えません。

引越し当日に運搬が終わったのちに洗濯することになるので、洗う必要がある衣類とそうでない衣類が混じってしまわないように、前日分の洗濯物はまとめてビニールなどに入れておきましょう。

もし旧居の近くにコインランドリーがある場合は、乾燥まで終わらせて荷造りしてしまうのも良いでしょう。

お風呂を掃除する

前日に入浴を済ませたら、お風呂掃除も行っておきましょう。引越し当日は引越し業者とのやり取りや立ち会い、移動などで意外と時間がありません。

そのため、前日に行えることは前日に済ますのが鉄則です。お風呂掃除も例外ではありません。早めに入浴を済ませて、お風呂をピカピカに磨き上げておきましょう。また、すでにお風呂掃除を終わらせている場合は、前日の入浴は銭湯を利用するのもおすすめです。

早めに就寝する

引越しの日が近づいてくると、やることも多くなるため意外と疲れが溜まっています。

また、引越し当日もやることが多いため、体力が必要です。さらに、荷造りによりいつもと違う環境になっているため、なかなか寝付けないといったことも予想されます。そのため、引越し前日は早めに布団に入って、リラックスするのがおすすめです。

リラックスできるように寝具は普段使用しているものを使い、決して床などで寝ないようにしましょう。引越し業者を利用する場合は、無料で布団袋がレンタルできることもあるので、当日の朝、布団を梱包して引越しに備えましょう。

引越し日の前夜までのチェックリスト

チェックリスト

引越し前夜までにやるべきことのチェックリストをまとめているので、引越しの際にご活用ください。

■前日「まで」にやるべきことチェックリスト

やるべこと ワンポイント
引越し業者との最終確認 原則、3日前までに引越し業者から確認の電話がある
旧居での近隣住民への挨拶 余裕を持って1週間前までには済ませておくと良い
新居での挨拶の準備(日用品やお菓子など) 新居での挨拶も前日までに済ませておくと良い
荷造りしたダンボールの数を数える 搬出時と搬入時に差がないかどうかの確認に役立つ
新居の掃除 数日空くだけでも埃が溜まるので、入居直前にもおこなうと良い
歯ブラシやトイレットペーパーなど、すぐに使用するものは分けて梱包する 引越し当日にすべての荷解きを終わらせられるとは限らないので、使用頻度の高いものは分けておく
テレビ・オーディオ機器の配線コードを外す 埃を被っていることが多いので掃除しておくと良し
パソコン内のデータのバックアップを取っておく 運搬中の破損に備える
布団や家電を梱包する 引越し業者によっては大型家具家電、布団の梱包を無料で行ってくれる

■前日にやるべきことチェックリスト

やるべきこと ワンポイント
冷蔵庫を空にしておく 同時に冷蔵庫の掃除もおこなうとなお良し
冷蔵庫・洗濯機の水抜きをする 特に洗濯機はホースなどの付属品を無くさないように注意する
石油ストーブやファンヒーターの灯油を抜いておく 余った灯油は自力で運ぶか、ガソリンスタンドで処分してもらう
貴重品をまとめる トラブルを防ぐためにも貴重品は自分で運ぶ
引越し料金や水道光熱費の現金精算に備えて、現金を用意する 多めに用意しておく
旧居の掃除をおこなう 前日までにできなかった家具家電の裏などを掃除する

引越し業者に頼む場合でも、引越しは体力・精神力ともに消耗します。そのため、たとえば旧居の掃除など、前日よりも以前に手をつけられそうなことは、前日・当日の負担を減らすためにも早めに取りかかっておくと良いでしょう。

引越しが決まってからのやることリストについては下記記事で詳細を解説しているので、あわせてご確認ください。

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引越し当日におこなうこと

引越し当日におこなうこと

いよいよ引越し当日になったら、下記のようなことをこなしていきます。

【引越し当日におこなうこと】

  • 旧居を掃除する
  • 旧居のガス・電気・水道の利用を停止する
  • 鍵を返却する
  • 搬出・搬入作業に立ち会う
  • ガスの開栓に立ち会う
  • 電気や水道が利用できるか確認する
  • 新居の状態を確認する

引越し当日は荷物の搬出入だけではありません。上記のように意外と多くのことをこなさなければいけないため、段取りを確認しておきましょう。

旧居を掃除する

賃貸の場合は原状回復義務があるので、できるだけきれいにした状態で明け渡しをおこなう必要があります。それにより敷金の返金の可能性も上がるので、旧居の掃除は入念に行いましょう。

ただし、前述のとおり引越し当日はやることが多いので、まとまった時間が取れません。そのため、旧居の掃除は可能な限り前日までに終わらせて、当日は大型家具・家電を動かした場所のみの掃除で済むようにしておきましょう。

旧居のガス・電気・水道の利用を停止する

当日は旧居のライフラインの停止も忘れずに行いましょう。電気と水道に関しては、ブレーカーを落とし元栓を締めれば大丈夫です。ガスの閉栓はガス会社が行います。その際、立ち会いが必要になることもあるので、利用停止手続きの連絡をするときに、立ち会いの有無を確認しておきましょう。

もし立ち会いが必要にもかかわらず、引越し当日に立ち会えなかった場合は、引越し後にわざわざライフラインの停止のためだけに戻らなければいけません。旧居と新居が遠い場合は時間も費用も無駄になるので、必ず事前に確認しておきましょう。一方で近距離の引越しの場合は引越し日当日に搬入となる為、ガスの閉栓の立ち合いをしている時間を確保することが難しい為、あらかじめその点を考慮して退去日と引越し日を決定するようにしましょう。

鍵を返却する

搬出作業が終わり、掃除も済んだら、不動産会社や大家さんに連絡をして鍵の返却を行います。その際、部屋の現状確認をおこなうこともあるので、入居中につけてしまった傷などがある場合は、このときに申し送りしておきましょう。

尚、近距離引越しの場合、引越し日当日に搬入となる為、鍵の返却は後日行う場合が多くなります。

不動産会社によっては鍵の返却だけで部屋の確認を一緒に行わない場合もあります。鍵をさっと渡して次の作業に移れるため、楽に思えますが、現状確認を一緒にしないことによって不当なクリーニング代を請求される場合もあるので注意が必要です。そうした事態を防ぐためにも現状確認がない場合は、念のため部屋の状態をスマートフォンなどで撮影しておきましょう。証拠を残しておくことで不当なクリーニング代の請求を退けることができるでしょう。

搬出・搬入作業に立ち会う

引越し作業中に起こりうる下記のようなトラブルを防ぐためにも、旧居での搬出時と新居での搬入時は立ち会いが必須です。

  • 荷物の積み込み忘れ・降ろし忘れ
  • 荷物の紛失・破損

引越しでは多くの荷物を取り扱うため、荷物の積み込み忘れや降ろし忘れが発生しやすくなります。また、特に混載便などでは荷物の紛失などが起こりえるでしょう。そのため、前日までに荷物の最終確認を行い、ダンボールの数を数えておく必要があるのです。そのうえで立ち会いをすることで、トラブル発生時に迅速に対応できます。

ガスの開栓に立ち会う

安全性の観点から、ガスを開栓する際は専門業者の立ち会いおよび取り扱いの説明が義務づけられているので、勝手に開栓しないようにしておきましょう。

どうしても立ち会いができない場合は、家族や友人、大家さんなどにお願いして代理人を立てることも可能です。取り扱いの説明においては、自然災害時などの緊急時の対応方法が説明される場合もあるので、しっかりと聞いておきましょう。

電気や水道が利用できるか確認する

電気や水道に関してはガスのように立ち会いの必要はありません。事前に手続きを行っていれば、水道は元栓を開き、電気はブレーカーを上げることで、すぐに使用を開始できるでしょう。水道の元栓が立ち入れない場所にある場合は、不動産会社や水道局に連絡すると開栓作業を行ってくれます。

それぞれ使用できる状態になったら、水道は蛇口を捻って水が出るかどうか、電気は各部屋のスイッチを押して照明がつくかどうかの確認を行いましょう。もし水が出ない、電気がつかない場合は、水道局や電力会社に電話してすぐに対処してもらいましょう。

新居の状態を確認する

新居が賃貸の場合でも、購入物件の場合でも、入居前に汚れや傷がないかを確認しておきましょう。もし目立つキズや汚れがある場合は、写真に収めておきます。賃貸の場合は、退居時に原状回復義務が発生しますが、写真に撮っておくことで入居前のキズ・汚れであることの証明が可能です。クリーニング代などで納得のいかない請求を避けられます。

また、購入した物件の場合でも、引き渡し時に目立つ汚れや傷がないかの確認は必須です。まだ入居していない段階でついた汚れや傷なので、施主の責任ではありません。そのため、担当したハウスメーカーや工務店に連絡すれば修繕を行ってくれるでしょう。

まとめ

冷蔵庫や洗濯機の水抜き、石油ストーブの灯油を抜くなど、引越し前夜にしかできないこともあります。

そのため、たとえば荷造りなど、前夜より以前にできることは早めに済ませておくようにしましょう。また、引越し当日にもやることが多くあるので、引越し前夜は夜更かしせず早めに布団に入って体力温存に努めましょう。