一人暮らしの引越しの手順・準備とは?やることリストをチェック!単身引越し向けのプランも紹介!

一人暮らしの引越しの手順・準備とは?やることリストをチェック!単身引越し向けのプランも紹介!
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summary
  • 多くの引越し業者では単身者向けの引越しサービスを設けています
  • 事前に不用品の処分や新居で使用する家電・家具の購入が必要です
  • 引越し後は住民票や免許証の住所変更の手続きが必要です

人生の転機として、進学や就職が挙げられます。また、このタイミングで「引越し」をし、新たな地で一人暮らしを始める方も多いでしょう。一人暮らしの引越しは、一般的な家族世帯での引越しと異なる点がいくつかあります。一人暮らし独特の手順や注意事項などを理解しておくと、スムーズに引越しができて新生活への適応もしやすくなるでしょう。この記事では、一人暮らしの引越し手順や注意すべきこと、必要な道具、有用な引越しプランを紹介します。

一人暮らしの引越し手順

引越しは必要な手順が多数あり、一人暮らしの場合はより一層の入念な情報収集と計画が求められます。すべて自分で動く必要がある単身の引越しでは、引越しの手順をおさらいするだけでなく、「引越し業者の予約完了までどの程度かかるか」、「ライフラインの開始日を引越し日と合わせられるか」などさまざまな疑問点・重要事項を自分なりにまとめ     ることが必要です。以下では一人暮らしの引越し手順を解説します。

引越しはやることがたくさん!

新居の物件探しや引越し業者選びなどの事前準備から、荷解きといった当日の作業に至るまで、引越しではやることがたくさんあります。場合によっては期限が定められているものもあり、事前に確認をすることが大切です。例えば、旧居の解約通知は退去希望日の1か月~2か月前までと定められている場合が多く、期日を過ぎると新居との二重家賃が発生するおそれがあります。また、荷造りは時間がかかる作業であるため、余裕を持って行う必要があるでしょう。引越しでやることは非常に多く、当日までに作業が終わらない場合は、引越し当日に別途料金が発生する可能性もあります。引越しにかかる費用を最小限にするためにも、やることを事前に整理して作業に取り組みましょう。

まずはやることリストを作ろう

引越し作業はとにかくやることが多いですが、どの作業も重要な作業ばかりで忘れるわけにはいきません。そのため、やるべき作業をあらかじめリスト化し、確認をしながらひとつひとつの作業を進めることで、作業の抜け漏れを事前に防ぎましょう。引越し2週間前から1週間前、引越し前日、引越し当日、引越し後といったように、期間を区切ってできるだけ細かくリスト化をすることをおすすめします。

一人暮らしのチェックリストについてはこちらの記事をご覧ください。

引越しの準備はいつから始めるのが良い?

引越し準備は、新居の契約が完了をしたらすぐにでも始めると良いでしょう。引越しの準備のなかでも特に荷造りの作業は時間がかかるため、計画的に行うことが大切です。また、実際に荷造りを行う際にどのような順序で梱包するか判断することも大切です。引越し直前まで必要なものを先に梱包すると、当日までの生活に影響を及ぼします。最初はシーズンオフの衣類や余分に用意してある食器類などから梱包を始め、引越し当日が近づくにつれて調理器具やトイレットペーパーなどの生活用品を梱包しましょう。

また、荷造りをするなかで、不用品や新居に持っていかないものは処分をします。ごみとして捨てる場合は、自治体のルールにしたがって処分しましょう。そのほかにも、リサイクルショップやフリマアプリで売るといった方法もあります。買い取りが成立した場合、荷造りで梱包する荷物の量を減らしつつ、引越し料金の足しにできます。余裕をもって効率よく引越し準備を行いましょう。

一人暮らしの引越し前の準備・手続き

女性、ダンボール、ソファー

一人暮らしをする新居を探す

引越しの物件探しでは間取り・家賃・利便性などさまざまなポイントについて考えますが、一人暮らしの場合は建物の種類についても要検討事項です。

一人暮らしの物件はマンションとアパートが主な選択肢でしょう。鉄筋コンクリート製の頑丈な建物はマンションに、木造や軽量鉄骨製の場合はアパートに分類されます。マンションは騒音トラブルが起こりづらい点、アパートはマンションに比べリーズナブルに住める点などが長所です。近年ではアパートにもオートロックの扉やモニター付きのインターホンなどが使用されているため、防犯面での差はあまりありません。

賃貸契約では連帯保証人の記載した入居申込書が必要

新居が見つかったら、不動産会社で入居のための申込手続きを行います。入居申込書を提出し、その後大家さんにて入居申込みに同意がされた場合に賃貸契約が成立します。    

入居申込書には、多くの場合、連帯保証人の記載が必要になるため親族などに頼んでおくと良いでしょう。

引越しの日程を考慮し入居日を決める

新居の入居可能日は、物件によって異なります。入居日が決まらないと、現在住んでいる物件の退去日を決められません。そのため、まずは新居への入居日を確定させてから、現在の物件を解約しましょう。

なお、入居日が早すぎると新居と現在住んでいる物件とで二重に家賃を支払うことになるため、引越しにかかる日数を確認したうえで、不動産会社と入居日の調整をするようにしましょう。

賃貸物件の初期費用を安くするポイント

賃貸物件に引越しをする際に必要な初期費用は家賃の約5倍が相場といわれているため、新居で家電や家具の購入が必要になることから初期費用はおさえたいところです。初期費用を安くするポイントをいくつかご紹介しますので、新居を選ぶ際には参考にしてください。

  • 新居の敷金と礼金なしの物件を選ぶ
  • 不動産会社で火災保険の指定がない場合には自分で安い契約に入る
  • 通常期となる6月~8月に入居すると初期費用をおさえられる場合がある

引越しの初期費用についてはこちらの記事をご覧ください。

単身引越しの方法を決める

引越しを決意したら、これから行うべき手順などをすべて確認します。一人暮らしを始めるために引っ越す場合、家族世帯とは荷物の量や準備に動ける人数などで差があります。そのため、多くの引越し業者は、通常の引越しサービスとは異なる単身者向けのサービスを設けています。この章では単身者向けサービスの詳細や、そのほかに一人暮らしの引越しに役立ち得るサービスを紹介します。

単身引越しパックと一般的な引越しサービスの違い 

単身で引っ越す場合には、概して家族世帯の引越しよりも荷物が少なくなります。そのため、引越し業者は輸送コストが少なくなる分単身者向けの料金を割安にしています。業者ごとにサービスの名称は異なりますが、大きめのかご付き台車に荷物を載せることで複数人の引越し客の荷物を同時に運べる仕組みを単身引越しパックといいます。単身引越しパックは、トラックを貸し切りにして荷物を運ぶ一般的な引越しサービスに比べて費用が安くなる場合があるため、自分の希望に沿うプランがあるかどうか、事前に確認しておきましょう。

なお、特に荷物が少ない場合は自分で直接運ぶ手段もありますが、プロである引越し業者にお願いする場合と比べて不便に感じる点も多いでしょう。

単身パックについてはこちらの記事をご覧ください。

各業者の単身引越しパック相場一覧      

名称 費用相場 横幅×奥行×高さ(cm) 容量(㎥) 保険金額 そのほかの条件
A社 パッケージ1 要問合せ 105×75×144 1.134 関東から関西、関西から九州などの遠距離の引越しのみ対応
B社 パッケージ2 18,000円~ 108×74×155 1.23876 200万円
パッケージ3 20,000円~ 108×104×175 1.9656 200万円
パッケージ4 17,000円~ 100×100×150 1.5 200万円 幅・奥行・高さが100×100×150(cm)に収まるように事前に荷物を積み上げて準備しておく
C社 パッケージ5 要問合せ 100×75×145 1.0875
D社 パッケージ6 要問合せ 110×80×170 1.496 遠距離輸送(片道200km以上)限定
パッケージ7 要問合せ 105×105×180 1.9845 遠距離パックの専用BOX1つに入らない荷物の遠距離輸送(片道200km以上)限定

梱包・荷ほどきサービス

引越し業者によっては、荷物の運搬だけでなく梱包や荷解きも代行するサービスがあります。引越しを考えているものの仕事や育児で時間がとれない人や、一人暮らしを始めるにあたり引越しの人手もノウハウもない人などに適しています。料金は通常より高くなる点や貴重品や危険物などが対象外になる点などは注意が必要ですが、上手く使うことで引越しの大きな助けになるサービスです。

女性用サービス

プライバシーの観点などから、女性の引越しスタッフに作業を頼めるサービスを利用する人もいます。とはいえ、引越し業者は男性が多いため、いつでも女性スタッフのみで訪問できるとは限りません。女性スタッフを手配するために予約可能な日時に制限がかかる場合もあり、料金も割高となっています。こういったデメリットがあるとしても、「引越しとはいえ男性に家に入られたくない」、「男性に運んでほしくない荷物がある」といった場合には、女性スタッフがいることによる大きな安心感を得られるサービスです。

レンタカーで引っ越す

手間や時間がかかるものの荷物が少ない方や近距離での引越しの場合には、引越し業者に依頼せず自力で引っ越すこともできます。ただし、自力で運搬などをしている際に部屋を傷つけてしまったとしても、引越し業者のような補償はなく自己負担になりますのでご注意ください。なお、一般的なレンタカーのレンタル費用の相場は下記のとおりです。

車種レンタカー代
ワンボックスバン13,300円

※利用時間12時間の場合で算出

宅配便で荷物を運ぶ

ダンボールや梱包資材を自分で用意し、宅配便を利用するのも引越しを安くするテクニックの一つです。荷物の量や引越し業者の運送料と比較して自分で荷物を配送した方が安ければ、宅配業者を利用しましょう。また、不要な荷物を処分して減らしておくと運送料を     おさえられます。必要な荷物をよりお得な料金で配送しましょう。

  • 宅配便を利用する場合の料金の一例
サイズ荷物の大きさ重さ基本料金の相場 (関東→関東、税込)
60サイズ60cm以内2kgまで~900円
80サイズ80cm以内5kgまで~1,200円
100サイズ100cm以内10kgまで~1,400円
140サイズ140cm以内20kgまで~1,900円
160サイズ160cm以内25~30kgまで~2,100円

一人暮らしの引越しは単身引越しナビがおすすめ

単身引越しナビ

一人暮らしの準備は時間も手間もかかるため、「安く引っ越せる業者を選びたいけど、忙しくて探す時間がない」という方もいるでしょう。そのような方には、当サイトが提供する「単身引越しナビ」を利用した引越しをおすすめします。

「単身引越しナビ」は、単身で引越しをしたい人と、引越し業者をつなぐ引越しマッチングサービスです。札幌、仙台、首都圏、近畿、東海、福岡エリア内での引越し、移動距離は31km以内といった条件はあるものの、ほかにはない魅力的な特徴があります。

まず、定額制2tショートトラック積み切りパックのため、プラン内容がわかりやすく料金も明確です。時期や曜日によって異なる6パターンの定額料金が設定されており、申込み前の時点で料金が確定します。また、ダンボール20枚が基本料金に含まれています。

また、サービス利用者の個人情報はマッチングした業者のみに公開される点もメリットです。複数の引越し業者から営業電話やメールが来ることは一切なく、契約が成立した業者のみと連絡を取り合えます。マッチングする引越し業者は、国の許認可(一般貨物自動車運送事業許可)を取得し、独自の審査を通過した実績多数の信頼できる業者のみのため、安心して引越しの依頼ができます。一人暮らしで引越しをする場合は、「単身引越しナビ」の利用をおすすめします。

不用品の処分をする

特に大型の家具や家電など、すぐに処分が難しいものは早めに処分する方法を決めておきましょう。見積りの段階では不用品として処分する予定だったのに、いざ引越し当日になって処分が間に合わなかったので新居に持っていくとなると引越し業者も困ります。不用品処分をオプションサービスとして行っている引越し業者もありますが、もしなかった場合は引越し当日までに処分する方法を決めておきましょう。

以下は不用品の処分方法の一例です。

●     不用品回収業者に依頼する

●     自治体の粗大ごみ回収に依頼する

●     リサイクルショップ・買い取り専門店で売る

●     ネットオークション・フリマアプリを利用する

●     知人に譲る

●     寄付する

どの方法を選んでも共通しているのは、処分にあたっては余裕をもって行動するべきという点です。より効率的な処分方法は何なのか早めに検討しておきましょう。

一人暮らしの新生活ですぐに必要なものを準備する

部屋、ダンボール、リビング

一人暮らしでは多くのものが欲しくなります。しかし、早くからあれこれと揃えすぎた挙句使わなくなり邪魔になる、という事態は防ぐべきです。初めは家具・食器・掃除用具など、新生活においてすぐ必要になるものからそろえましょう。以下では一人暮らしを始めてすぐ必要になる可能性が高い道具を紹介します。

家具・家電

家具や家電は生活の利便性を大きく上げてくれますが、大きく設置しづらいものもあります。最初は日常生活に欠かせないものやあまり大きくないものに留めましょう。

  • 寝具
    快適な睡眠環境は仕事や学業にも大きな影響を及ぼします。ただ、特にベッドは非常に大きいため部屋のスペースと相談して大きさを決める必要があります。
  • 冷蔵庫
    さまざまな大きさのモデルがあり、入れる量によって適した大きさが変わります。積極的に自炊することを考えている場合は容量150L前後のモデルを選びましょう。
  • 電子レンジ、オーブンレンジ
    冷凍食品や残り物などを温める程度であれば安価な単機能電子レンジで十分です。一方、本格的に自炊をしたりお菓子づくりをしたりする場合はオーブンレンジが必要になります。
  • 洗濯機
    一人暮らしの場合は、比較的価格が安いうえに幅をとらない縦型洗濯機がおすすめです。防犯のため、あるいは寒冷地のためなどの理由で洗濯物を外干ししない場合には、乾燥機付きのモデルを選ぶと便利です。
  • 炊飯器
    多くの場合、一人暮らしでは米を一度にあまり多くは炊かないでしょう。そのため炊飯器は3合炊きモデルが適しています。炊飯器を使わずに土鍋や圧力鍋で炊くことも可能です。
  • 冷暖房設備
    エアコンや扇風機、ホットカーペットなど、時期によりさまざまなものを使用します。部屋の広さや周辺の環境によって適したものが変わります。

  • いすと合わせて使用するタイプとちゃぶ台のように床に直接座るタイプがあります。後者の場合は脚をたためるモデルにすると、収納しやすくなり空間を広く使えます。
  • アイロン
    日常的にスーツやワイシャツを着る場合には欠かせません。同時にアイロン台の用意も必要です。

調理器具・食器

一人暮らしをきっかけに料理を始めようと考える人は少なくありません。調理器具や食器も多すぎるとかさばるため、どうしても必要なものを、必要な量のみ買い足しましょう。


  • 片手鍋と両手鍋をそろえておくといろいろな用途で使えます。パスタ類を茹でられる深鍋もあると自炊がしやすいでしょう
  • フライパン
    直径24cm程度でフッ素樹脂加工されているものがおすすめです。一緒に蓋もそろえておけば、蒸し料理にも使用できます。
  • まな板
    大きすぎるとかさばり台所が使いづらくなるため、使いやすくしまいやすいものを選びましょう。プラスチック製が衛生的です。
  • 包丁
    使いやすいものはファインセラミック製の三徳包丁です。簡易的なものでも研ぎ器があると長持ちします。
  • ボウル、ざる
    自炊する場合は大中小の三種類をそろえておくと便利です。それぞれ同じ大きさのざるも用意しましょう。
  • おたま、フライ返し
    鍋やフライパンと合わせて頻繁に使用します。フッ素樹脂加工をはがさないようにシリコン製のモデルを使用しましょう。
  • 計量カップ、計量スプーン
    材料や調味料などの分量を量るうえで必ず使います。料理本やレシピサイトを見ながら料理を勉強する場合には欠かせません。
  • ヤカン
    自炊をしない場合にもお湯を沸かすために役立ちます。一人暮らしでは容量1L程度のものが便利に使えます。
  • 茶碗
    ご飯や汁物を食べるために欠かせません。多人数の来客が見込まれる場合はある程度の数を用意しておきましょう。
  • 皿、丼、コップなど
    大皿、平皿、小皿、丼など、料理の内容や人数によってはまとまった数を使用します。コップは耐熱のマグカップが最低一つあると便利です。
  • その他
    しゃもじ、菜箸、スプーンなど、普段食べるものや用途に応じて順次そろえましょう。

掃除・洗濯用具

掃除や洗濯のような衛生管理は大切です。特に一人暮らしでは体調の変化に気づきづらいため、普段から身の回りを清潔に維持するよう心がけると良いでしょう。

  • 洗剤
    掃除用はトイレ用や台所用など多くの種類があります。洗濯用も柔軟剤や漂白剤を併用するため、種類が増えやすい点に気をつけましょう。
  • 雑巾、スポンジなど
    掃除効率と衛生管理を考えて、用途と場所に応じて複数種類用意しておきます。雑巾は古いタオルでも構いません。
  • ゴミ袋
    自治体によっては指定のゴミ袋を使用する必要があります。意外に大きな出費になることもあるため、むやみに使い過ぎず節約に努めましょう。
  • 物干し竿
    洗濯ものを乾燥機にかけてもしっかり乾かないことは少なくなく、完全に乾かすためには直接干す必要があります。部屋干しする場合は物干しスタンドの用意も必須です。ある程度の数の洗濯ばさみも調達しましょう。
  • 洗濯ネット
    一部の衣類はそのまま洗濯すると型崩れしてしまうため、衣類を守るために欠かせません。ほかの衣類と絡まるのを防げます。

その他

引越したばかりの家でもすぐに欲しい道具はほかにもあります。個々人の生活環境や方針によっても変わるため、自分の生活をイメージして何が必要か考えてみてください。

  • カーテン
    保温と防犯の両面で有用です。人にもよりますが、部屋が暗ければ睡眠の質も良くなるので、灯りを通さない遮光カーテンがおすすめです。
  • ゴミ箱
    ゴミ袋を直置きしていると、ゴミがこぼれたり臭いが周辺についたりする可能性があります。特に生ゴミ用のゴミ箱は蓋つきのものを選びましょう。
  • その他
    トイレットペーパー・シャンプー・歯ブラシなど、多くの日用品がすぐ必要になります。

各種手続きする

物件が決まり次第、各種手続きを行います。引越し業者やプランの選定、役所での諸手続き、ライフラインや各種契約の住所変更など、引越しの際には非常に多くの手続きが求められ、ものによってかかる時間はまちまちです。たとえばガスの手続きは最短でも3日間かかり開栓も住人立ち会いのもとで行われるので、引越しの運搬業務とタイミングを調整する必要があります。いずれの手続きも忘れると困るものばかりのため、事前にリストを作っておくなど対策を講じましょう。

インターネットの引越し手続き

現在利用しているインターネットを転居先でも利用する場合、回線業者やプロバイダへの手続きが必要です。まずは回線業者に転居先の住所を伝え、転居元の最終利用日と転居先の開通工事日を取り決め、プロバイダにも連絡しましょう。インターネットの転居手続きは場合によっては開通工事に時間がかかるため、転居の1か月前には手続きを済ませておきましょう。

市区役所で転出届の提出    

転出届は現在住んでいる市区町村から別の市区町村に転居する場合に提出します。転出届を提出して「転出証明書」を受け取ります。手続きには、本人確認書類や印鑑、国民健康保険被保険者証(加入者のみ)などが必要となります。なお、同じ市区町村内で転居する場合は、転居後に「転居届」を提出します。

国民健康保険の資格喪失手続き

国民健康保険に加入している方は、資格喪失手続きと保険証の返却が必要です。期限は転居から14日以内ですが、返却する保険証と印鑑が必要になるため、転出届と同日に手続きすると良いでしょう。手続きの際は保険証や印鑑、本人確認書類を持参しましょう。一方、同一市区町村内の引越しの場合は、住所変更の手続きを行います。こちらの手続きも引越しから14日以内にする必要があるため、引越しが完了次第、できるだけ早く着手しましょう。

引越し当日にやること

新居の鍵を受け取る

入居日以降は、不動産会社へ連絡をすれば、前日までに鍵を受け取れる場合もあるため、相談しておきましょう。

電気・水道の使用開始

新居に着いたら、電気はブレーカーを上げ、水道は蛇口をひねって水が出るかを確認します。水が出ない場合は元栓が開いているか確認し、どうしても水が出ない場合は水道局に問い合わせましょう。なお、ガスの使用についてはガス会社の立ち合いが必要になるので管轄するガス会社に連絡しておきましょう。

引越し作業を行う

手続きと並行して荷物の梱包や部屋の掃除などを行い、引越し当日に荷物運搬などの作業を行います。引越し業者のトラックに荷物を積み込み次第、自身も新居まで速やかに移動し、トラックが到着する少し前には新居で受け入れ態勢を整えておきましょう。事前に新居でのレイアウトを考えておくと荷物搬入時に便利です。

搬入が終わったらライフラインの確認をします。ガスは住人立ち会いのもとでガス会社の担当者が開栓します。荷解きはよく使うものから順次取り組みましょう。

一人暮らしの引越し後にやること・手続き

荷解き・ダンボールの片付け

荷物の搬入ができたら、まず始めに荷解きをしましょう。毎日使用するものから順に荷解きをするのがおすすめです。荷解き後は部屋が汚れるため、部屋の掃除も必要です。

携帯電話やクレジットカードなどの住所変更手続き

携帯電話やインターネット、銀行口座、クレジットカードなどさまざまな手続きが発生します。最近ではインターネットで住所変更ができる場合もあるので、事前に確認しておくと良いでしょう。

市区役所での転居届・転入届の手続き

旧住所の役所で転出届を提出し受け取った「転出証明書」を、新住所の役所へ提出し住所変更をしましょう。同じ市区町村内での転居の場合は「転居届」を提出します。手続き期限は転居した日から14日以内なので早めに手続きをしましょう。

警察署・陸運局などで行う手続き

運転免許証の住所変更は新住所を管轄する警察署か運転免許センターで行います。また、車検証の住所変更手続きを行う際に車庫証明が必要となるため、車検証の前に手続きをしておきましょう。車庫証明は自動車の保管場所を変更してから15日以内に手続きしないと罰則があるため注意が必要です。

一人暮らしの引越し準備で注意すべきこと

この章では、一人暮らしの引越しで注意すべきことを準備段階中心に紹介します。新居決定前の内見段階から多くの注意事項があるため、必ず内見に行き、物件の実際の様子を細かく確かめます。また、入居後も道具のそろえすぎや寸法違い、そして防犯に気をつけて生活を楽しみましょう。

事前に内見しておく

物件を決定する前に必ず内見に行きましょう。地図や写真などだけでは見えてこない利点や問題点が浮かび上がってきます。

内見先の物件に向かう際は、不動産会社の担当者にお願いして最寄り駅からのルートなどを確認しておきましょう。スーパーや病院、学校といった周辺環境や地域の雰囲気を肌で感じながら引     越した後の自分の生活をイメージすることが大切です。

家の中に入ったら、歩きやすさや扉・窓の建付、コンセントの位置などを確認しておきます。防音性を確認する場合は壁を軽く叩き、重く低い音が鳴れば壁の厚みがあるため防音性が期待できます。携帯電話の電波状態も確認しましょう。特定の部屋や場所で通信状態が悪化するケースも珍しくありません。

可能であれば同じ物件を昼夜で2回内見するのがおすすめです。昼夜での治安や騒音の変化が把握できます。

初めから物を揃えすぎない

特に初めての一人暮らしでは、さまざまな物に興味が湧いたり、ないと不便ではないかと感じたりして、最初から大量に物をそろえてしまいがちです。しかし、最初はあまり物を増やさないのがおすすめです。一人暮らしの勝手がよくわからない状態で物を買っても、結果的にほぼ使わず邪魔になるケースが多くあります。最初は物が足りずにやや不便と感じる程度に留めておいて、一人暮らしに慣れてから必要だと感じるタイミングで買うと無駄になりません。

寸法を確認する

タンスやテレビなど、ある程度大型の家具・家電を購入する際には、必ず設置場所や扉、廊下の寸法を確認しましょう。目測ではほぼ確実にずれが生じて、隙間が空いたり入りきらなかったりと上手く収まりません。内見や荷物搬入前の時点で部屋全体の幅や高さを測っておけば、その後もデータとして利用できます。また、特に大きなものを買う場合には、できればエレベーターや階段の寸法まで測っておくと店や運送業者とスムーズに相談できます。

防犯に気をつける

家を留守にすることが多い一人暮らしでは、特に防犯面に気を配る必要があります。内見の段階で扉のオートロックや各所の監視カメラ、ベランダや廊下から侵入される可能性などを考えて、入居後も洗濯物を部屋干しにしたり帰宅ルートを複数用意したりと多方面から防犯に気を遣いましょう。

扉の鍵を変えることも効果的です。一つの扉に複数種類の鍵をつければ犯罪の抑止力が高まります。また、鍵の種類も昔ながらのギザギザしたタイプではなく、鍵の各面にいくつも小さなくぼみがついたディンプルキーを選ぶとピッキングに対する防御力が大きく上がります。

一人暮らしの社会人の引越し

新年度から新たに社会人になる場合や会社から転勤を告げられた場合、単身での引越しが必要となる場合があるでしょう。社会人が引越しをする場合に注意すべきことは、新居の家賃をおさえる点です。新居を探す際は、家賃の目安を手取り給与の約3分の1〜4分の1程度に設定すると良いでしょう。一般的に、手取り給与の約3分の1を超えると家計に影響が出るといわれています。自分の給与額を考慮し、最適な新居を探しましょう。

また、勤務先に引越し費用や家賃の補助制度があるか否かの確認もしましょう。会社からの補助制度がある場合は、利用することで自分の負担を軽減できます。ただし、補助制度を利用するにあたって条件が定められている場合も多いため、事前に確認をしておきましょう。

一人暮らしの大学生の引越し

住民基本台帳法により、引越しによる住所の変更があった場合は、住民票の異動(移動)が必要とされています。ただし、住民票の異動(移動)が必要なのは基本的に生活拠点が変わる場合のため、大学生の一時的な拠点の移動であれば住民票を異動(移動)させなくても法律上問題はありません。しかし、選挙の案内や運転免許証の更新案内など重要な書類や公的な書類は住民票に登録されている住所に届きます。必要書類を毎回実家から送ってもらう必要があるなど、住民票を異動(移動)させないことで不便を感じることもあるので、注意しましょう。

また、所属する大学に対しても住所変更の手続きをする必要があります。忘れずに行いましょう。

まとめ

一人暮らしの引越しで考えるべき手順や注意事項、また、早くから必要になる道具や一人暮らしの引越しに役立つサービスを紹介しました。特に初めての一人暮らしは強く思い出に残るものです。一人暮らしの始まりである引越しで失敗して悪い思い出にならないように、万全の準備をして納得できる引越しをしましょう。