一人暮らしの引越し祝いは何が良い?適するもの・適さないものを紹介

一人暮らしの引越し祝いは何が良い?適するもの・適さないものを紹介
大手の引越し料金と比較すると単身引越しナビなら最大67%安い!
  • A社 約67%OFF
  • B社 約50%OFF
  • C社 約20%OFF

summary

  • 食べやすい食品や実用的な消耗品がおすすめです
  • 相手が一人暮らしを始めたての場合は家事と生活の両立をサポートするような家電なども検討しましょう
  • 火事を連想させる赤いものや壁に穴をあけるものは引越し祝いに適しません

遠方への進学や就職など、一人暮らしの引越しは多くの人にとって環境が大きく変化するタイミングです。相手に喜んでもらえるような引越し祝いを贈りたいと思っても、いざお祝いを選ぶとなるとどんなものを贈れば良いのかわからず、悩んでしまうかもしれません。贈り物を選ぶ瞬間は楽しいひとときですが、相手に喜んでもらえたらもっと嬉しいですよね。そこで今回は、引越し祝いに適するもの・適さないものを紹介します。この記事を参考に、ぜひ贈る相手に喜ばれる引越し祝い品を選んでみてください。

引越し祝いとは

のし 粗品

一口に引越し祝いといっても、引越し先や引っ越す理由などによってさまざまなパターンがあります。まずは引越し祝いとはなにか、という基本から説明していきます。

引越し祝いの対象

引越し祝いには大まかに分類すると4つのパターンがあります。中古住宅を購入した際には「引越し祝い」、新築物件を購入した際には「新築祝い」、購入ではなく賃貸物件への引越しの際には「餞別」、栄転や転勤を含む場合は「栄転・昇進祝い」を贈ります。

引越し祝いの価格相場

引越し祝いを決めるのに重要なポイントはなんといっても金額です。相場を把握しておきさえすれば、選ぶ品物をある程度絞り込むことができます。

友人や同僚などに餞別として贈る引越し祝いの相場は、3,000円~10,000円程度が目安です。物件を購入した場合や新築祝いの場合、特別お世話になった人に向ける場合などは、この目安よりもう少し高い金額を設定することもあるようです。

とはいえ、あまりにも相場とかけ離れた金額の品物を引越し祝いとすると、もらう相手としても気が引けます。あくまでも感謝の気持ちを込めて、という体で贈り物をすることを忘れないようにしましょう。

引越し祝いののし紙

のし紙とは、フォーマルな場での贈り物にかける紙のことです。引越し祝いの場合には、必ずしものし紙をかける必要はありませんが、目上の人に贈る場合や、正式なやり方でやりたいという場合には、いくつかの決まりを守ってのし紙を使うようにしましょう。

まず、引越し祝いの際には、水引(飾り紐)は、紅白の蝶結びのものを使いましょう。蝶結びの水引は結び直せることから、何度あっても良いお祝い事に使われます。

次に、水引の上に書く表書き(贈り物の目的についての記載)は、どのような理由で引っ越すかによって異なることがあります。ほとんどの場合「御祝」や「御引越祝」で結構ですが、転勤で左遷の可能性がある場合には、「御餞別」と記すようにしましょう。

最後に、水引の下には贈り主の氏名を入れます。

一般的な引越し祝いとの違い

引越し祝いでは、贈る相手の都合を考えて時期やプレゼントを選びましょう。一般的な引越し祝いの贈答品は家族世帯向けに作られたものが多いため、一人暮らし世帯のお祝い品としては多すぎて余らせてしまう、ということもあるかもしれません。あくまでも「一人で暮らす人に向けて贈る」ということを念頭に置いて選ぶようにしましょう。

一人暮らしの引越し祝いに適するもの

家事をはじめとする家のことをすべて自分でこなさなければならない一人暮らしは、想像以上に大変なものです。そんな引越し相手への「はなむけ」として贈るのにふさわしいものを、以下ではカテゴリごとに分けて解説します。

相手を問わないもの

まずは性別や立場といったものに左右されない、万人受けする品物を紹介します。

食べやすい食品

食品のなかでも、賞味期限が長く日持ちする焼き菓子は多くの方に喜ばれるギフトです。一方で、生ものや賞味期限が早く傷みやすいものは避けたほうが良いでしょう。そのほかには、普段お金をかけることが少ない調味料のセットや、お酒の飲み比べができるギフトセットといった選択肢もあります。

実用的な消耗品

食品にも共通するメリットですが、使えばなくなってしまういわゆる「消え物」を渡すというのもおすすめです。消耗品は基本的に毎日使うものであり、引越し直後のバタバタした時期でもすぐに使う機会が訪れるので、喜ばれるでしょう。
洗剤や柔軟剤、入浴剤といった詰め合わせギフトは種類も多く、最近はオーガニック由来のものなど原料にこだわったギフト向けの商品も多くあります。おしゃれなデザインのパッケージを選べば、センスの良いインテリアとして外に出しておくこともできるでしょう。

重複しても問題ないもの

食品や消耗品といった「消え物」ではなく形に残るものを贈り物とするなら、ほかの人と重複しても困らないものを選びましょう。例えば家電製品などは同じ種類の製品がいくつもあっては場所をとることになり、使い分けることもないので困ります。「一家に一台」というものを思い切ってプレゼントするなら、サプライズにはなりませんが、事前に贈る相手に聞いてみたほうが良いかもしれません。
タオルやマグカップ、食器などはギフトセットとしてもよく出回っているので選択肢も豊富で、一人暮らしの場合はあまり数を持っていないことが多いのでおすすめです。

使い道が多いもの

例えばカタログギフトであれば、候補のなかから相手が好きなものを選べるため、「相手の好みがよくわからない」という場合に安心でしょう。商品券やギフトカードなども、使える範囲が広いQUOカードやスーパー・デパートの商品券などを贈るとより選択肢が広くなるためおすすめです。「贈る相手のことを思って品物を選ぶことが大切」という意見もあるとは思いますが、贈った相手が好きなものを自由に購入できるカタログギフトやギフトカードは便利な選択肢であることに違いありません。

引越しの疲れを癒すもの

バスグッズやお酒など、何かと忙しい引越しの疲れを癒すものを渡すのも良いでしょう。バスグッズは女性向きでは?と思われる方もいるかもしれませんが、男性でも使いやすいようなデザインの入浴剤やバスタオルを選べば、男女ともに喜んでもらえるでしょう。

ソーシャルギフト

ソーシャルギフトとは、メールやSNSなどで贈るギフトのことです。会って手渡したり住所を聞いたりしなくても、気軽に贈ることができるギフトとして、近年人気を博しています。

ソーシャルギフトには、飲食店で使えるギフト券から、レストランでの食事やホテル宿泊など、多様なラインナップがそろっています。そのため、選ぶのが大変だという方は、贈る相手にどれが良いかを聞いてから贈っても良いでしょう。

ただし、注意すべき点もいくつかあります。まず、受け取り主がそのシステムを使いこなせるかどうか考える必要があります。次に、引き換えのために利用できる店舗が近くにあるかも考慮しましょう。また、商品引き換えのバーコードには使用期限がある場合があるので、注意しましょう。送るときにその旨を伝えてあげると親切かもしれません。

男性におすすめのもの

次に男女別のおすすめ商品をみていきましょう。まずは男性におすすめの商品をご紹介します。人それぞれ好みがあるので、一概に男性が好むものであるとは言えませんが、贈る相手の好みや性格を思い浮かべながら、参考にしてみてください。

家電

特に男性は、一人暮らしを始めたてで、うまく家事と生活が両立できないという人が多いかもしれません。そんな相手には、電気ケトルやハンディークリーナー(コンパクトな掃除機)などの大きすぎない家電製品がおすすめです。基本的に一人暮らしの部屋は狭いため、あまり大きな品は敬遠されるでしょう。しかし、料理や掃除などを億劫に感じがちな人にとって、家事の手助けをしてくれるアイテムは喜ばれる確率が高いと言えます。

しかし、いずれも何台も必要なものではないので、すでに持っているものを贈っては迷惑になります。家電を選ぶ場合は特に、贈る相手に聞いてから、選ぶようにしましょう。

インテリア・キッチン用品

インテリアやキッチン用品もおすすめです。特にこだわりがなく、一人暮らしを始めた直後にはまだいろいろとそろっていないという方もいるでしょう。目を引くおしゃれなボトルデザインや、ちょっと高級志向のブランドものを贈れば、センスが良いと喜んでくれるかもしれません。

また、世話が簡単な観葉植物は、置いてあるだけで部屋が少しおしゃれに見えます。小さなものであればいくつかあっても困らないので、良い選択肢となるでしょう。

コーヒーメーカーも、贈る相手によってはありがたいギフトになります。一人暮らしのキッチンでも場所を取らない、コンパクトなものなら喜んでもらえるかもしれません。

また、料理好きな方には、エプロンなども喜ばれるでしょう。これから自炊を頑張ろうと思っている方のモチベーションアップにも繋がるかもしれません。

レトルト食品セット

料理をしない方や忙しい方に特におすすめなのが、レトルト食品のセットです。賞味期限も長いため、いくつあっても困らないでしょう。

カップラーメンや魚缶、カレーや総菜にラーメンなど、種類が豊富なこともありがたいポイントですよね。レトルトカレーや味噌汁が定番のようですが、贈る相手の好みに合わせて選ぶと良いでしょう。

また、一人暮らしを始めると、下処理が面倒だったり、グリルがなかったりして、魚を食べる機会が減りがちです。そのため、魚好きな方には、魚缶などを贈ると喜ばれるでしょう。

女性におすすめのもの

次は女性に向けたおすすめ商品をご紹介します。これから紹介するものは引越し祝いとして選ばれることが多いものです。相手の好みがわからない場合や迷う場合は、ぜひ参考にしてみてください。

食器・コップ

まず、一人暮らしを始めたての際には、食器やコップを十分にそろえていないことが多いです。使った食器を溜めてしまったときや、人を部屋に呼んだときなどに、足りなくて困ることはあっても、あって困ることはないでしょう。

また、キッチン用品や食器といったアイテムは、引越しを機に自炊を頑張るモチベーションにも繋がるかもしれません。

ルームフレグランス

自分一人の部屋でゆったりとした時間を楽しんでもらうために、ディフューザーやルームミストなどの香りものを贈るのもおすすめです。仲の良い友人に贈るなら、お気に入りのブランドのヘアケア・ボディケアのセットなども喜ばれるでしょう。

また、ルームフレグランスも良いギフトになるでしょう。一人暮らしの部屋は特に狭いので、生活臭が充満しがちです。そんな嫌な臭いを吹き飛ばしてくれる良い香りのフレグランスは、喜ばれる可能性が高いです。

しかし、香りものは特に好みが分かれるというのも事実です。好みをある程度把握している関係ならば問題ないですが、わからない場合は買う前に本人に聞いてみても良いかもしれません。

観葉植物

観葉植物は、インテリアにこれからこだわっていきたいというおしゃれな相手に贈るのに適しています。ただ飾るだけでお部屋を華やかにしてくれるこういったアイテムは、引越し直後で殺風景な部屋を明るくするのにぴったりな贈り物です。ただし、あまり大きいものは邪魔になる可能性があるため、部屋のアクセントになるような小さめのもので、またあまり細やかな世話が必要ないものを選ぶようにしましょう。

引越し祝いに適さないもの

ストップ 

ここまではおすすめの引越し祝いの品物を提案しましたが、引越し祝いに適さないものもあります。うっかり選んで相手を困らせてしまわないように、事前にしっかりと把握しておきましょう。

大きなもの

新たな環境で頑張る人のために、「思い切ってこれを贈ろう!」と張り切って選びがちなのが、大きな家電やインテリアグッズなどです。自分の荷物の整理もままならないうちに贈られた大きなアイテムは、場合によってはダンボールに入れられたままになりかねません。あまりにもかさばるのは、引越し直後の場合だと迷惑になることもあるので、贈り物として検討する場合は事前に確認をとるべきでしょう。

手間がかかるもの

引越し直後は、時間に追われてやりたいこともできない状況が続いていることでしょう。そんなときに、世話の難しい花の鉢植えや大きな観葉植物などの長期間世話をしなければならないもの、手間がかかるものは敬遠される可能性があります。最近ではフェイクプラントやプリザーブドフラワーなど、手間のかからない加工されたインテリア性のあるグッズも多くあります。手軽に使える贈り物を選んであげたほうが親切です。

マナーに反するもの

上記の2つは「もらったら困るもの」ですが、そもそも引越し祝いとしてマナー違反のものも存在します。知らずに贈り物に選び、相手に嫌な思いをさせることのないように、以下のリストをしっかりと頭に入れておきましょう。

火器類・赤いもの

かわいいキャンドルやホットプレート、もしくは冬に引越しをする相手に小さめのヒーターなどを贈ろうかと考える方もいるかもしれません。これらに加え、例えばライターやお香などは「火」を連想させるため、引越し祝いとしてふさわしくないとされています。また、「色が赤いもの」も火や火事を彷彿とさせ縁起がよくないので避けなければなりません。プレゼント自体だけでなく、ラッピングペーパーや包装紙なども赤を避けたほうが無難でしょう。

壁に穴をあけるもの

一人暮らしをする多くの場合、賃貸物件に入居します。そのため、壁に穴を開けなければならない壁掛けの時計や絵、ウォールラックなどは避けましょう。賃貸物件は、ほとんどの場合壁に穴を開けることはタブーとされています。また持ち家の場合であっても、特に新築の場合はすぐに壁に傷をつけたくないという思いもあるかもしれませんので、どちらにせよ引越し祝いとしてはふさわしくないといえます。

履きもの

靴や靴下、スリッパなどは「踏みつけるもの」、「相手を踏み台にする」などという意味合いがあり、特に上司などの目上の人への贈り物としては不適切です。ラグやマットなどの敷物も同様に足で踏んで使うことになるので避けましょう。

目上の人に対しての金品

特に目上の人に対しては、現金や金券などの直接金額がわかってしまうものは「お金に困っている人に対してほどこしを与える」といったような、少し高圧的な意味を含んでしまうため失礼にあたると考えられます。金券やギフトカードなどは、贈る相手の好みがわからない場合などに選択肢として考えがちですが、職場関係などでの贈り物は相手によって注意が必要です。

まとめ

新たな環境で一歩を踏み出す人のために何を贈ろうかなと考える時間は、選ぶ楽しさがありつつも悩むことのほうが多いかもしれません。引越し祝いはこれまでの感謝の気持ちと、新天地に居を構えたお祝いの心を形にしたものです。この記事を参考にして、ぜひ相手に心から喜んでもらえる引越し祝いのプレゼントを考えてみてくださいね。