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summary

  • 引越しの挨拶品は日用品・消耗品・お菓子がおすすめです
  • 好みの分かれる香りのあるものや日持ちのしないお菓子は避けましょう
  • 近所への引越しの挨拶品は5001,000円程度が相場です

新しい住居に引っ越すときに、挨拶とともに手渡す手土産。何を渡したら喜ばれるのか、何に気をつけたらいいのか、どのような場所で購入すればいいのか、などと困った経験はありませんか。初めて会う方に渡すものですから、良い印象を持たれるものをお渡ししたいですよね。この記事では、おすすめの挨拶品からそれにまつわる疑問点までまとめて解説します。

「挨拶品」とは?

挨拶品 のし

挨拶品を渡すことは義務ではありませんが、「これからお世話になります」という気持ちを表す贈り物として、挨拶とともに手渡すと良い印象を持ってもらえます。ご近所関係を円滑にさせるためにも、まずは挨拶品をどのタイミングで渡したら良いのか、そして挨拶をする範囲はどこまでが一般的なのかをおさらいしていきましょう。

挨拶品を渡すタイミング

引越しの前日に行えるとベストです。引越し当日はトラックの搬入や引越しスタッフの出入りがあり、どうしても騒音などが発生してしまいます。引越しの挨拶とともに事前に引越し作業を行うタイミングを伝えておけば、ある程度気兼ねなく引越し作業をすることができるでしょう。とはいえ、事前の準備が忙しくてどうしても前日に挨拶に行く時間がない!という場合もあるかと思います。その場合は、引越し当日の作業が落ち着いた後か、後日になったとしてもなるべく早めに挨拶を済ませるようにしましょう。

時間帯は午前10時頃から夕食前の午後5時の間が良いでしょう。バタバタと忙しくなりがちな朝方や夜の時間帯は避けたほうが無難です。ただし、もしも日中に訪れて不在だったという場合は、時間帯を変えて再度訪れるというのも一つの方法です。

挨拶品を渡す範囲

戸建の場合とマンション・アパートの場合で最適な範囲が異なります。戸建の場合は「向こう三軒両隣」という言葉があるとおり、両隣と向かい側三軒、そして土地を接する真裏のお宅に挨拶をするのが一般的です。マンションやアパートの場合は、両隣と上下にあたる住戸に挨拶しましょう。戸数が少ない場合はすべてのお宅に挨拶しても良いですが、基本的には「上下左右」が一般的です。

ただし、都心のマンションやアパートは間取りによっては単身世帯が多く、防犯の観点から挨拶回りをしないほうが良いという場合もあります。不安がある場合は、管理人や大家さんに問い合わせてみると良いでしょう。

挨拶の仕方

まずは挨拶の仕方です。これからお世話になる方々に良い印象を与えられるよう、しっかりと行いたいですね。特に、引越しに慣れていない方や、段取りを決めておきたいという方は、ぜひ参考にしてみてください。

近所に挨拶する場合

ご近所さんに挨拶をするときに大切なことは、なるべく手短に済ませることです。相手先のチャイムを押したら、まず名前と用件を伝えるようにしましょう。見知らぬ人間がインターホンの前で名乗りもせずにいると不審に思われます。

また、子供やペットなどがいる関係で、騒音などでご近所に迷惑をかけないかと不安がある場合は、その旨を伝えておきましょう。

手土産がある場合は、まとめていくつかの家を回る場合でも、大きな袋から出してそのまま渡すのではなく、一つずつ手に持ち、袋は相手に見えないところに置くようにしましょう。

大家に挨拶する場合

管理会社が管理している物件などの場合は、大家さんに挨拶をする必要はないでしょう。

一方、大家さんが管理している物件の場合は、挨拶をしておくのが良いでしょう。顔見知りになっておくことで、何か問題が起こった時に連絡しやすくなります。また、物件内の詳しい説明やごみ出しのルールなどを伝えるために、引越し当日に大家さんから出向いてくれることも少なくありません。その場合は、しっかりと挨拶をしておきましょう。

挨拶相手が不在だった場合

もし、引越しの挨拶に伺った際に相手が不在だった場合は、2、3日後にもう一度訪ねてみましょう。しかし、特に単身者向けの物件の場合、生活リズムが合わず、何度か行っても相手が不在である、ということも珍しくありません。そんな時は、手紙をポストに入れておくと良いでしょう。内容としては、自分の名前と、いつ、どこに引っ越してきたのかを述べたうえで、「何度かご挨拶に伺いましたがご不在のようでしたので、手紙でのご挨拶で失礼します」というような一文を入れると良いでしょう。また、食品の手土産があり、ポストに入らない場合は、衛生上ドアノブなどにかけることはせず、そのまま持ち帰りましょう。

おすすめの挨拶品

それでは、実際に挨拶回りで手渡す挨拶品を選んでみましょう。どのようなものを選んだら喜ばれるか、というポイントが一番の悩みどころですよね。これからのご近所さんとの関係性を左右する可能性もあるため、慎重に選びたいところです。

日用品

贈答品としてよく候補に挙げられるのは、ちょっとおしゃれなタオルやふきん、スポンジなどの雑貨です。マグカップや文房具など、日常的によく使われるものを選んでプレゼントするのも良いでしょう。これらの雑貨はもらう側の好みやイメージに左右されることが少ないので、選ぶ側の負担が少ないというメリットもあります。

消耗品

ギフト用サイズの洗剤やティッシュペーパー、キッチンペーパー、入浴剤、石けんなどのいわゆる「消え物」も挨拶品としては定番の選択肢です。男女や世帯問わず欠かせない消耗品はもらって困るということがほとんどなく、使えばなくなるものなので渡しやすいというのも特徴です。一方で、石けんや洗剤など香りのあるものは人によって好みが分かれるので、ラインナップに無香料のものがあればそれを選ぶのが無難です。

お菓子・嗜好品ギフト

「消耗品」にもいえることですが、お菓子や飲み物といった嗜好品のギフトは形として残らないものなので、気軽に手渡せて喜んでもらえるギフトとしておすすめです。特に、遠方から引越しをしてきたという場合はその土地の特産のお菓子などを渡すと挨拶時のちょっとした話題作りにもなり、喜ばれることが多いようです。ただし、食べ物なので賞味期限や消費期限には注意しましょう。生ものなど早く消費しなければならないものを渡してしまうと相手に気を使わせてしまいます。乾き物や焼き菓子など、なるべく日持ちのするものを選びましょう。

ギフトカード・金券

物品を選ぶとなると、どうしても相手の好みがわからなくて迷ってしまう、という場合はギフトカードや金券を包むという方法もあります。ビール券や図書カードなど引き換えられるものが限定されているギフトカードもありますが、多くのコンビニなどで利用できるQUOカードや近くのスーパーのギフトカードなどは相手によって、さまざまな使い方をしてもらえるため非常に便利です。挨拶をするときにかさばることもなく、ラッピングも簡単なので、「どうしても何を渡すか悩んでしまう」という方はギフトカードを贈るのがおすすめです。

値段の相場

値段

挨拶品を選ぶにあたって、次に気になるのは相場がどのくらいなのかという点です。相場を把握しておけば選ぶお店や品物をある程度定めることができるので、挨拶品選びに役立ててみてください。

近所への挨拶品

ご近所さんへ配る挨拶品は、500~1,000円程度が相場といわれています。戸建物件を購入した場合など、その土地に長く住むことが想定される場合はもう少し高い値段設定をすることもあるようです。しかし、あまりにも高い値段のギフトを選んでしまうと、もらう側も「逆に何かお返ししないといけないのでは」と恐縮してしまいます。相手ができるだけ気負わずに済む程度の金額を設定しましょう。

大家・管理人などへの挨拶品

大家さんや管理人さんは、将来的に何かとお世話になることも多いでしょう。この場合は、ご近所さんよりも少し高めの1,000~3,000円の範囲で挨拶品を用意するのが一般的です。金額の高さが、必ずしも気持ちの大きさを表すことになるわけではありませんが、ギフトを選ぶ幅も広がるため、少し多めに予算をとってみても良いでしょう。

挨拶品の購入場所

何を買うかと相場まで決まれば、あとは「どこで買うか」です。設定した相場によってどこで購入すれば良いのかが変わってくるので、じっくり検討してみてください。

百貨店・デパート

挨拶品を購入する場所としてまず挙がるのは百貨店やデパートでしょう。それぞれの百貨店ごとに美しく包装されたラッピングペーパーや紙袋は目を引きますし、商品の品質という点でも申し分ありません。一方で、1,000円以下の品物の取り扱いはあまり多くない場合が大半です。予算と照らし合わせながら選んでみましょう。また、実店舗は都心にあることが多いため、なかなか行けないという場合でも、最近ではネットショップを開設している場合があるので、ネット上で挨拶品を選ぶことができます。

ネットショップ

Amazonや楽天など、多くのショップが出店しており品物を多数取り揃えているネットショップで購入するのもおすすめです。お祝い品やギフト品を専門に販売しているネットショップもあり、500円前後の低価格帯ギフト品も簡単に選ぶことができます。まとめて購入すれば送料無料になるなどメリットもたくさんありますが、ショップによっては発送から到着まで時間を要する場合があるので、注文は余裕をもって行いましょう。

スーパー

百貨店やデパートほどブランド力はありませんが、スーパーではギフト品の扱いもあり種類も豊富です。スーパーの場合は店舗数が多く、気軽に購入できるというのも利点でしょう。こちらも低価格帯のギフト品が多いので、引越しの挨拶品を選ぶのに困ることはありません。また、購入したものをサービスカウンターに持ち込めば、ギフト仕様にしてもらうこともできます。

挨拶品のその他の疑問点

購入場所の検討がついたら、あとは挨拶品を選ぶだけです。ここでは、挨拶品を贈る際に想定される疑問点をまとめてみました。引越し挨拶は一度きりの行為ですから、失礼のないようにしたいものです。挨拶品を贈る前に、ぜひ以下を一度確認してみてください。

のし(熨斗)の有無

挨拶品を贈る場合は、購入先でラッピングなどを施しギフト仕様にしてくれる場合が大半ですが、その場合にオプションとしてつけられるのが「のし」です。のしはフォーマルな贈答品などに用いられる飾りのことを指し、その飾りが印刷されたものが「のし紙」です。贈り物には必ずのしをつけなければいけないわけではありませんが、より丁寧な印象を与えることができます。

また、引越しの挨拶に来てくれた方の名前が、あとになって思い出せなくなってしまったことはありませんか?のしには贈り手の名前を入れる慣習があるため、相手が名前を覚えやすくなるというメリットもあります。「表書き」と呼ばれる贈り物の目的を表す部分には、「ご挨拶」または「粗品」と記載すると良いでしょう。

また、のしには「外のし」と「内のし」の二種類があります。外のしは商品の包装の上からのしをかける方法で、直接贈答品を渡すときに適しています。表書きや名前がはっきり見えるので、どのような意図で贈答品を贈るのかすぐにわかることが特徴です。内のしはのしをかけてから包装紙で包むため、開封しないとのしを見ることができません。そのため、宅配などで贈答品を贈る場合にはのしを傷つけないようにできる、といった利点があります。もともとは、「お祝い事があったのでお裾分けさせていただきます」という意味合いの「内祝い」で利用されることが多いようです。このため、引越し挨拶の場合は外のしを利用します。

のしの書き方

まず、使用するのしについて、引越し挨拶の場合には、水引(封筒につける飾り紐)が紅白の蝶結びになっているものを選びましょう。蝶結びののしは結び直しができることから、「何度繰り返しても良い」お祝い事に使います。次に、新居でのご近所への挨拶に使用する場合は水引の上「ご挨拶」や「粗品」と書き、旧居での挨拶の場合は「御礼」と書きましょう。また、水引の下には自分の名前を入れます。ここには名字を入れるのが一般的です。正式なマナーでは黒墨の毛筆を使用するため、毛筆もしくは筆ペンで書くのが良いでしょう。

旧居周りでの挨拶品は必要?

「引越し挨拶」というと、どうしても引越し先の新居での挨拶を連想しがちです。しかし、これまで住んでいてお世話になった旧居のご近所さんへの挨拶も「今までお世話になりました」という気持ちを込めて行ったほうが良いでしょう。相場や購入場所などは新居での挨拶品と同程度で構いません。

こちらも挨拶のタイミングは引越しの前日までに済ませておきましょう。「当日は搬出の騒音などでご迷惑をおかけします」などと一言挨拶に加えられると良いですね。なお、のしの表書きは旧居での挨拶の場合は「御礼」や「粗品」とするのが一般的です。

不動産会社に挨拶品は必要?

良い部屋が見つかった感謝を込めて挨拶品を渡す方は少なくありませんが、基本的に不動産会社への挨拶品は必要ありません。もちろん渡しても何も問題はありませんが、基本的にはお礼の言葉と気持ちで十分でしょう。

自治体会長に挨拶品は必要?

自治会や町内会が存在する地域では、自治体会長に挨拶をすることも考えたほうが良いでしょう。強制的な加入義務はありませんが、加入することが基本という雰囲気があり、加入する方が多いようです。

また、特有のルールを持つ自治体もあるため、無駄ないざこざを避けるための情報を教えてもらえるかもしれません。挨拶に伺う際には、1,000円程度の挨拶品を持って行くようにしましょう。

挨拶品に迷う場合は、大家さんや不動産会社、ご近所さんへの引越し挨拶などで聞いてみましょう。

挨拶品をもらったらお返しすべき?

引越し挨拶で受け取った挨拶品に対しては、お返しをする必要はありません。「今までありがとう」や「これからよろしく」という気持ちを込めた贈り物なので、その気持ちとともに挨拶品を受け取れば十分です。

しかし後日、「この間は○○をありがとうございました!」というように、言葉でお礼を伝えてあげると喜ばれるかもしれません。特に新居に越してきたばかりの方などは、知り合いも少なく肩身の狭い思いをしていると思われるので、そういった声掛けは感謝されるでしょう。

コロナ禍において挨拶品は渡すべき?

新型コロナウイルス拡大の影響もあり、引越しの挨拶をするべきか悩む方も多いでしょう。

引越しの挨拶をする場合は、インターホンやドア越しで行うのがおすすめです。また、挨拶の際に、挨拶品を直接渡そうとするのではなく、郵便受けに入れたり、ドアノブに掛けるなどして渡すようにしましょう。

まとめ

挨拶品を贈ろうと思っても、いざ選ぼうとすると選択肢が多くて困りますよね。今回はそんな方のために挨拶品を選ぶ基準やマナーなどを解説しました。引越しの作業は手間がかかるため、引越し前後はなかなか時間がとれないかもしれません。しかし、環境を変え気持ちよく新生活を送るために、ご近所さんとの良い関係性を作るはじめの一歩として、あなただけの挨拶品を選んでみてください。