引越しの荷造りの手順とコツ|必要なものから梱包方法まで徹底解説

引越しの荷造りの手順とコツ|必要なものから梱包方法まで徹底解説
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summary
  • 荷造りをはじめる前に基本をおさえるとスムーズに進みます。
  • 引越しの荷造りは手順を踏んで進めましょう。
  • アイテム別に梱包方法が異なるので覚えておきましょう。
  • 梱包で失敗しないためにはダンボールの使い方が重要です。
  • 自分で荷造りできないなら引越し業者の荷造りサービスを検討しましょう。

引越しが決まったら引越し業者を選び、荷造りをはじめます。引越し業者に任せて荷造りをしてもらうこともできますが、自分で準備をした方が費用を抑えられます。しかし、なかには時間がなく準備が進まないという人もいるでしょう。

今回は、引越しにおける荷造りの基本や手順、梱包で失敗しないコツを解説します。上手に引越しの準備を進めたい人はぜひ参考にしてください。

引越しの荷造りの基本

荷造りをはじめる前に、荷造りの基本を押さえておきましょう。何から手を付けて良いかわからない状態で進めるよりも、事前に順番を理解してから進める方が、余計な動きや焦りを生まずに済みます。引越しに際して必要な「やることリスト」にも反映させておきましょう。もし「やることリスト」を作っていなければ、この記事をやることリスト代わりに使っても良いかもしれません。手続き忘れや準備不足を防ぐためにも、作っておくことをおすすめします。この記事では、大まかな流れで解説します。

引越しの荷造りのスケジュール

一般的に、引越しの荷造りは当日から1~2週間前に開始すると良いとされています。ダンボールや緩衝材、そのほかの細々としたものを調達する余裕を設けるためです。ただし、あくまでも一般的な余裕の話なので、荷物が多かったり梱包に手間取るようなものがあったりする場合は、もう少し前倒しではじめても良いでしょう。引越し日から逆算して、箱詰めや梱包ができる、余裕を持たせたスケジュール調整が必要です。

引越しの梱包資材の調達と同時に、ごみの日も確認しておきましょう。特に粗大ごみやリサイクルごみは、自治体によって回収ルールが違います。粗大ごみは回収するために予約が必要なケースもあるので、日にちとあわせて出し方や集積場所もチェックしましょう。

詳しいスケジュールはこちらの記事でも解説しています。参考にしてください。

引越しの荷造りに必要なもの

荷造りに必要なものは、大きく3つにわけられます。

  • 引越し業者から提供されるもの
  • 自分で揃えるもの
  • あると便利なもの

引越しを依頼する引越し業者によって提供される資材が異なります。事前に何が提供されるのかを確認したうえで、ないものは自分でそろえましょう。ちなみに、ついつい大きな荷物に意識が行きがちですが、小物をそのままダンボールに箱詰めすると、移動中にバラバラになってしまうことも。小物をまとめて梱包できるように、ビニール袋や輪ゴムなど、まとめられるものがあると便利です。

梱包資材
必要な資材

(引越し業者から提供されるものもある)

  • ダンボール
  • 緩衝材
  • ガムテープ(布テープ)
  • ハンガーボックス
  • 布団袋
必要な道具

(自分で揃えるもの)

  • ハサミ、カッター
  • ビニール紐
  • 軍手
  • ペン
  • 新聞紙
あると便利なもの
  • ドライバー
  • ビニール袋
  • 圧縮袋
  • 輪ゴム
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引越しの荷造りの手順

梱包資材の準備が整ったら、いよいよ荷造り開始です。ただ箱に無造作に詰め込むのではなく、順番を決めて箱詰めしましょう。何も考えずに荷造りをしてしまうと、あとからいらぬ手間が増えてしまうこともあります。また、梱包するときに気を付けておきたい箱詰めの順番や荷物の保護方法もあります。間違った詰め方をすると、移動中に荷物が破損・故障する可能性があるからです。慎重かつ丁寧に梱包作業を進めましょう。

1.荷物を仕分けする

荷物の仕分けは梱包資材を用意する前からはじめておきましょう。引越し先に持っていくものと、引越しと同時に処分するものの2つです。時期としては、引越しの1ヵ月~3週間前からはじめるとベスト。不用品処分の方法を調べる余裕も生まれます。

不用品の処理については、どの分類のごみなのかによって方法が違います。燃えるごみやプラスチックごみのように、普段から捨てているものについては普段どおりの処分で問題ありません。しかし、粗大ごみや使わなくなった家電製品をはじめとする普段あまり捨てることのないものは、どう捨てればいいか知らない人も少なくないでしょう。特に粗大ごみについては、自治体によって処分方法や処分費用が異なります。事前に住んでいる自治体の担当部署に問い合わせしてください。引越しの荷物を減らす意味でも、旧居にいるあいだに決着をつけてしまいましょう。

2.使用頻度の低いものから梱包をはじめる

引越し1~2週間前から、準備した梱包資材に箱詰めをしていきましょう。このとき、あまり使わないものやシーズン的にいらないものを優先して詰めるようにしてください。代表的なものが本です。本は引越し当日になっても使うことはまずありません。かさばる荷物でもあり、緊急性が低いものでもあることがほとんどなので、優先的に梱包をはじめてもいいでしょう。ほかにはCDやDVDなど、日常的に使わなくてもいいもの、使わないものを優先して箱詰めし荷造りを進めてください。

なお、いきなり使用頻度の高いものを梱包してしまうと、引越しまでの期間で必要になった際に荷解きをしなければなりません。カッターナイフやハサミなどは最後まで残しておき、箱詰めせずに手持ちの荷物としてもいいでしょう。もし、引越し当日までに使うかどうか迷った場合は、該当のものが入った箱を開けておくと良いでしょう。荷物を探すためにガムテープをはがさずに済みます。

3.冷蔵庫の中身の整理をはじめる

冷蔵庫の中身の整理も、徐々に進めていきましょう。引越しで傷みやすいものを移動させなくて済むように整理しておくのがベストです。肉や魚など、常温で日持ちしないものは早めに整理するといいでしょう。夏場は特に注意が必要なので、それ以外のシーズンよりも注意深く整理してください。冷蔵庫の中身は、引越し当日までに食べつくさなければならないわけではありません。常温でも傷みにくく、持ち運べるものはクーラーボックスやビニール袋に入れて持ち運べるようにすると便利です。

なお、引越しの際に中身は空にしておくのは当然ですが、引越し完了後すぐに冷蔵庫は使えません。冷蔵庫の大きさにもよりますが、一般的に電源コードを差してから半日~終日は庫内を冷やす必要があります。無駄なものをなくすため、引越し当日の1週間ほど前から、冷蔵庫の中身を整理しはじめましょう。

4.日常で使う可能性のあるものを梱包する

日常生活でよく使うものは、引越しから5日前を目安に梱包を開始しましょう。調理器具やパソコンがこれに該当します。引越し当日まで出しておくものとは別に、梱包作業を進めてください。

もし引越し当日も使いそうなものがある場合、ガムテープで封をせずにおくと、必要なときにすぐ取り出せます。あえて梱包せず、搬出完了後に手持ちの荷物として持ち歩いても問題ありません。もし最後に箱詰めする場合は、引越し業者にすぐに搬出してもらう荷物と区別しておきましょう。搬出可能なダンボールを玄関付近に置いておけば、引越し業者も区別しやすくなります。あわせて、冷蔵庫や洗濯機は、前日までに水抜きをしておきましょう。水が漏れてくる状態では、ほかの荷物に影響が出る場合もあるため、水抜き作業のために引越し作業が一時中断してしまうことも。冷蔵庫はコンセントを抜いて霜が溶けるのを待つ、洗濯機は所定の操作で水抜きを行っておきましょう。

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【アイテム別】梱包する際のコツ

引越しで荷物が壊れないようにするためのコツがあります。アイテムによってコツが異なり、一筋縄ではいかないのが難しい点です。以下のアイテム別の梱包テクニックを参考に、壊れたり汚れたりしにくい梱包をしましょう。なお、今回紹介する方法で、100%破損などのトラブルを回避できるわけではないことを十分理解したうえで梱包作業をしてください。未然にトラブルを避けるために、壊れやすいもの、壊れて困るものは写真を撮るのをおすすめします。

  • 食器(割れ物)
    食器は新聞紙で1枚ずつ包む。割れやすいものはあまり詰めすぎず、緩衝材やタオルを使うと良い。箱詰めは縦向きにすると壊れにくくなる。
  • 鍋、フライパン
    緩衝材と鍋・フライパンをミルフィーユのように重ねる。箱との隙間にも緩衝材や丸めた新聞紙を入れ、箱の中で動かないようにすること。
  • 布団
    布団袋がある場合はそれに梱包。ない場合は布団圧縮袋を活用してコンパクトにし、まとめて梱包する。
  • 衣料品
    スーツやドレスなど、シワがついて困るものはハンガーボックスを活用。ない場合は大きめのダンボールにシワができないように畳んで梱包する。
  • 刃物
    刃の部分を新聞紙やダンボールで包み、外れないようにガムテープで固定する。新聞紙もダンボールも二重・三重にしておくとより安全。

  • 棚が飛び出さないように固定すること。中身は空にする必要があるか引越し業者に確認をとっておくと良い。
  • 冷蔵庫、洗濯機
    前日に水抜きをしておく。コード類は結束バンドなどで縛っておき、運搬の邪魔と断線のリスクにならないようにする。
  • 精密機器(パソコン、テレビなど)
    事前にバックアップをとっておき、万が一に備えておく。自分で梱包する場合は緩衝材を多めに入れ、箱の中で動かないようにしておく。
  • 液体類(シャンプーや化粧品など)
    ラップやジッパーバッグでこぼれないようにパッキング。口はテープなので封をしておく。精密機器などとは違う箱に入れておく。
  • 本、マンガ
    サイズごとに分けて梱包する。ダンボールへは平積みで、サイズの大きなものから入れる。重たくなるのでダンボールの底の補強をしておく。
  • そのほかの小物
    ビニール袋を使ってまとめておく。同じ種類のものをまとめておくと、荷解きのときに見つけやすい。

梱包で失敗しないためのポイント

引越しの梱包で失敗しないためにはいくつかのテクニックがあります。アイテム別の梱包とは別に、箱そのものの準備の仕方や箱詰めの方法で、引越し当日や引越し後に大変な思いをする可能性が低くなります。また、コツをおさえた梱包方法をすると、結果的に引越し業者の負担軽減にもつながります。

いくら引越しのプロとはいえ、搬出・搬入がしにくい荷物では作業効率も落ちてしまいます。箱詰めは利用者が行うことがほとんどので、引越し業者の手間も同時に考えるといいでしょう。引越し当日や、引越し後の荷解きが楽になる、搬入出がスムーズになるテクニックを解説します。

ダンボールの底にガムテープをH字に貼る

ダンボールの底部分はH字に貼るようにしましょう。天地逆転するとまずいものが入っている場合は、目印として底をH字に貼ります。引越し業者では、H字に貼ってあるほうが箱の底を意味するので、パッと見てどちらが上か判断してもらえます。面倒だからと四面を「クロス組」する方もいますが、強度が弱いため引越しの際にはおすすめしません。

また、H字に貼ることでダンボールの強度が増すため、底が抜けにくくなるメリットもあります。重い荷物が入っている箱は、必ず底を十字に貼りましょう。なお、上部はどのような貼り方でも問題ありません。ただし、上下ともH字に貼ってしまうとどちらが底かわからなくなってしまいます。天地逆転を避けるためにも、箱の上部に「上」と書くなど工夫をしましょう。

ちなみにダンボールの使い方にもひと工夫すると良いでしょう。重い荷物は小さなダンボールに、軽い荷物は大きなダンボールに梱包すると、搬入出作業がスムーズになります。また、自分で荷解きをする場合も、重いダンボールが小さければ簡単に移動できます。

重いものから先に詰めること

ダンボールに荷物を入れていく際は、重いものから順に入れるようにしましょう。下に軽いものを詰めると、箱のバランスが悪くなって倒れたり、下にある荷物が壊れてしまったりします。また、箱全体のバランスが悪くなってしまい、輸送の衝撃で荷崩れを起こし、ほかの荷物を破損させてしまう可能性もあるのです。もしこの状態でほかの荷物が破損しても、引越し業者で加入している保険では保証されません。逆に重い荷物がダンボールの底面にあると、土台としての役割を果たすため、全体的なバランスがよくなります。大切な荷物を守るため、無用なトラブルを避けるためにも、必ず重いものから順に詰めるようにしましょう。

荷物を破損から守るため、箱の隙間に緩衝材や丸めた新聞紙を入れるのも忘れずに。ダンボールの大きさの関係で横並びでしか梱包できないものもあります。輸送中や搬入出中に振動で中身が動き、破損するリスクがあるもの、ほかのものを破損させるリスクがあるものには、必ず緩衝材を入れてください。

ダンボールは一人で持てる重さにする

ダンボールは原則一人で持てる重さにしましょう。引越し業者に任せるにしても、ダンボール一つあたりの重さが重たければ作業効率は落ちます。引越し業者は重い荷物に慣れているのですんなり搬入出しますが、個人ではそうはいきません。引越し前に自身でダンボールを移動させたり、荷解きのために動かしたりするのにも一苦労となってしまいます。重さの基準はそれぞれ異なるので、ガムテープで封をする前に一度持ち上げてみるといいでしょう。

荷物の大きさの関係でどうしても一人で持つには重くなってしまった場合は、箱の持ち方を工夫してください。主に封をする前や荷解きの際に使える方法で、ダンボールのフラップ(小さいほうのフタ)を外側に折ってもちあげると、比較的楽に持ち上がります。これは「テコの原理」を応用したものです。どうしても重たくなってしまったダンボールや女性一人での引越しのときには便利な方法です。

なお、底が抜けないように、先述したH字貼りをしておくのを忘れないようにしましょう。特に重いものが入ったダンボールの底が外れて、事故に繋がってしまっては一大事です。自分も引越し業者も安全に引越しを完了させるために配慮をしましょう。

中に何を詰めたかダンボールの外面に書いておく

ダンボールの上や側面に、何が入っているのかを記載しておくといいでしょう。搬出の際に引越し業者がトラックに積み込むための基準になったり、荷解きするときの目印になったりします。物品名は大雑把に「服」「本」で構いません。できるだけ同じジャンルのものでまとめて梱包すれば、荷解き作業でダンボールを運びなおす必要がなくなります。

ここで注意したいのは、上下逆転されると困るダンボール、壊れやすいものが入っているダンボールです。もしこれらの荷物が入ったダンボールがあるなら、赤色のペンで「天地無用」「ワレモノ」と書いておきましょう。赤色で記入すれば目立つうえに、何が書いてあるかひと目でわかります。引越し業者も赤色で文言がかかれている箱を雑に扱うことはないでしょう。

引越し業者が用意するダンボールには、内容物を記載する欄が設けられている場合もあります。もしなかったとしても、書いておくことをおすすめします。特に、すぐに使うものや壊れやすいものはわかりやすくしておくと良いでしょう。

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引越し業者の荷造りサービスも検討しよう

時間の関係で、どうしても自分で荷造りできない場合、引越し業者の荷造りサービスも検討すると良いでしょう。引越しのプロが引越し当日に荷造りをして搬出、新居への搬入まで行います。引越し業者によっては荷解きまでワンストップで組み込まれているプランを用意している場合もあります。自分で引越しに必要な梱包資材をそろえる必要もなく、荷造りする必要がないため、非常に便利なサービスです。また、荷物を梱包する手順も心得ているので、破損や汚れのリスクが低くなるのもメリットです。

ただし、引越し業者に梱包から依頼すると別料金がかかります。また、引越し業者によっては一部対象外の荷物があり、すべてやってくれるわけではないこともあります。荷造りサービスを利用する際は、どこまで自分で梱包しなければいけないのか確認しておきましょう。どうしても対応してほしい作業がある場合は、対応している引越し業者を探して依頼するのもありです。

まとめ

引越しの荷造りは、計画的に進めるようにしましょう。焦って荷造りを進めた結果、どこに何が入っているのかわからなくなってしまっては、新居での荷解きに手間がかかります。計画的に、着実に引越しの準備を進めましょう。

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