引越しのお餞別には何を贈る?マナーやおすすめギフトを紹介

引越しのお餞別には何を贈る?マナーやおすすめギフトを紹介
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summary
  • 何を贈るべきか困っている方は現金やギフトカードなどのお餞別を選ぶのも良いでしょう
  • お餞別を渡すタイミングは相手が本格的に荷造りを始める前がおすすめです
  • 近年では「体験型ギフト」と呼ばれるレジャーやアクティビティを楽しめるギフトも話題を集めているようです

お世話になっている人や親しい友人が突然引っ越すとなったら、何かお餞別を贈りたいものですよね。「何を贈れば良い?」「予算はどのくらい?」「のしは貼るべき?」など迷うことも多いでしょう。お餞別に適した品物や予算は相手との関係性によっても変わってきます。この記事では、引越しのお餞別に関するマナーや予算の相場、おすすめギフトをご紹介します。

お餞別とは

三種のお餞別

そもそも「お餞別」には一体どのような意味があるのでしょうか。特に初めて贈り物をする場合は、お餞別にまつわるマナーにはどのようなものがあるのか、何を選べば良いのかなど、疑問が湧いてくるかもしれません。ここではまず、お餞別の概要を解説します。

「引越し祝い」とは違うの? 

お餞別とは、職場の上司や同僚・友人などお世話になった人が旅立つときに、これまでの感謝の気持ちやお別れのしるしとして渡す贈り物のことです。「はなむけ」とも呼ばれ、これはかつて旅立つ人を見送る際、進むべき方向に馬の鼻を向けて安全を祈願した風習に由来します。

     このように餞別お餞別は「お見送りの気持ちとして贈るもの」という意味合いが強く、退職や転勤・留学・引越しなどさまざまな場面で用いられてきました。     また、似たような言葉で「引越し祝い」がありますが、一般的には賃貸物件や中古物件に移り住んだ場合に用います。ただし、賃貸住宅から賃貸住宅へ引っ越す際はお餞別と呼び分けることもあるようです。

引越し祝いについてはこちらの記事をご覧ください。

いつ渡すのが適切なの?

送別会などが開かれる場合、送り出される本人が挨拶をした後に渡すのが良いでしょう。そのときは「お世話になりました」「今までありがとうございました」など、感謝の言葉と一緒に手渡すのがよいでしょう。

また、個人的にお餞別を渡したいときは、相手が本格的に荷造りを始める前に渡すことをおすすめします。引越し当日に近づくにつれ、荷造りや自治体への手続きなどで忙しくなりがちです。もしも引越し前のタイミングに間に合わない場合は、新居への引越し後、落ち着いたタイミングで贈りましょう。

現金とプレゼント、どちらが良いの? 

お餞別として贈る品物の選び方も、悩みがちなポイントです。タオルや洗剤など誰でも使える日用品や消耗品をギフトとして贈るのも良い選択ですが、最近では現金やギフトカードなど形に残らないプレゼントを選択する人も増えています。現金や品物が選べるギフトカードであれば、相手の好みによって好きなものを選択してもらえるため、確実に喜んでもらえるでしょう。相手のことを思い浮かべながら贈り物を選ぶ楽しさもありますが、何を贈るべきか困っている方は、相手に選んでもらうプレゼントをおすすめします。

【相手別】引越しのお餞別の金額相場

お餞別の相場は、贈る相手の立場によって異なる傾向にあります。相場を把握していると贈る品物を選びやすくなるので、ぜひ参考にしてください。

家族・親戚

身内や親戚のお餞別の相場は、10,000円~30,000円程度が一般的です。特に親しい親戚などには、これまでお世話になった気持ちを込めてこれよりも高い金額の贈り物を包むこともあります。

上司

上司の退職祝いなどで贈るお餞別の相場は、5,000円~20,000円程度です。部署・部門の連名で贈る場合も、品物の合計金額が相場と同じくらいになるよう調整しましょう。

友人・同僚

友人や同僚へ贈るお餞別は、3,000円~10,000円程度が相場とされています。ただし、以前引越し祝いなどで相場よりも高価なものをもらった経験がある場合は、もう少し高めの値段を設定しても良いかもしれません。

子どもの友達・ママ友

身内や上司など、特にお世話になったと感じる人以外は、贈り先の人を気遣って適度な価格帯のものを選ぶことがポイントです。ママ友などご近所さんに贈るお餞別は、友人や同僚と同程度の価格にしましょう。

のしは必要?引越しのお餞別を渡すときのマナー

せっかくお餞別の贈り物をするのであれば、気持ちよくその人を送り出してあげたいですよね。ここからは、お餞別を渡すときに気になるマナーをご紹介します。

のしをつける

のし(熨斗)は、フォーマルなシーンで贈り物を贈る際に用いられる飾り模様のことです。「のし紙」のことを指すと思われがちですが、実際はのし紙の右上に印字されている飾りのことを「のし」といいます。もともとはあわびを薄く伸して乾燥させて作る、「鮑のし」が使われていたそうです。あわびは古来より長寿の象徴とされており、縁起物として広く贈答品に用いられてきました。

しかし、贈り物をするときに必ずのし紙をつけて贈らなければならない決まりはありません。友人やママ友など、気軽に贈り物をしたい場合は可愛い包装紙に包んで贈るのも良いでしょう。

一方、目上の人に向けて贈る場合は、のし紙で包んで贈ると丁寧な印象を持たれます。のし紙をつけると、お祝いの内容や誰からの贈り物なのかなどすぐに見分けられる点も便利です。

のしについてはこちらの記事をご覧ください。

火事を連想させるものは避ける

お餞別として贈るのを避けたほうが良いものもあります。それは、「火」にまつわるものです。ライターや灰皿・キャンドル・お香・ストーブなど火をつけて利用する品物は、火事など縁起の良くないことを連想させるためタブーとされています。また、これに関連して赤い色のものも火を連想させるため、避けたほうが無難とされています。贈る相手が赤色好きな場合は選んでも良いかもしれませんが、そうでなければ他の色のものを選びましょう。

目上の人に贈る場合に避けた方が良いもの 

新居で使ってもらえるように、スリッパやルームシューズ・靴下などを選ぶ方もいるかもしれません。

しかし、これらは「踏みつけて使うもの」であるため、上司など目上の人に贈るものとしてはふさわしくないとされています。玄関マットやカーペットなど敷いて使うものも同様です。

また、時計やかばんといったアイテムは「より勤勉に精進しなさい」という意味があります。友人や後輩であれば新天地へ進む後押しになりそうですが、目上の人へ贈るメッセージとしては適切ではありません。これらのアイテムも相手が欲しがっている場合は選んでみても良いかもしれませんが、そうでなければ避けたほうが無難です。

メッセージを添える

贈り物と一緒に一言メッセージを添えると、より心のこもった良い印象を与えられます。

書き方のポイントとしては、堅苦しくなりすぎず、かつ感謝の気持ちを率直に記すことが重要です。特に目上の人への贈り物の場合は丁寧な文章を考えると思いますが、あまりにも堅苦しすぎると気持ちが伝わりづらくなります。失礼のないように気をつけつつも、お世話になった気持ちを素直に書き記すようにしましょう。

また、「離れ離れになることが寂しい」と気持ちをメッセージに残すことは悪いことではありませんが、名残惜しい気持ちを全面に押し出した文章より、お世話になった感謝の気持ちを伝えつつ、新たな環境へ後押しするような言葉で締めましょう。

 

お餞別におすすめのギフト4選  

1000円の商品券

相場や渡す際のマナーを押さえた後は、肝心のギフトについて紹介します。今回はおすすめの品を4つピックアップしたので、ぜひ参考にしてください。

現金

お餞別として現金を贈ることは、古くから行われていました。遠方への旅行や移動がまだ安全ではなかった時代、旅の安全と健康を祈願して、道中に必要になる金品や品物を渡していたようです。現代でも引越しの際には何かと支出が重なるため、用途を相手に委ねられる現金は実用的で喜ばれることも多いでしょう。

ただし、贈る相手が目上の人や中途退職者だった場合、「前途が不透明である」「お金に困っている」ととらえられる可能性もあるため、品物の方が無難でしょう。

また、お祝いとして現金を贈る場合は新札を用意すると良いとされています。あまり神経質になる必要はありませんが、しわしわで汚れたお札よりも、新しいお札が入っていた方が贈られる側も気持ちが良いはずです。なるべく状態の良いお札を選んで包みましょう。

商品券

現金だと直接的すぎてはばかられる場合は、商品券がおすすめです。利便性の面では現金に劣りますが、デパートやスーパーマーケットなど幅広く使用できる商品券も多く、贈る相手に選んでもらえる楽しみもあります。クレジットカード会社が発行しているギフトカードなどは日本全国で使える店舗も多く、さまざまなギフトシーンで選ばれています。また、少しグレードの高い商品を選んでもらいたい場合は、全国の百貨店で利用できる「全国百貨店共通商品券」を選ぶのも良いでしょう。

タオル・ハンカチ

消耗品のタオルやハンカチは、性別・年代問わず誰もが使うアイテムとして、贈答品によく選ばれます。インテリア用品や雑貨などと比べて好みの差も比較的少なく、選びやすいでしょう。近年はオーガニックコットンなど素材にこだわって作られたものや、タオルブランドから販売されているこだわりの製品も販売されています。

カタログギフト

現金や商品券の場合は本人が直接何を買うか選びに行くため、贈られた本人の好みで自由に買い物ができるメリットがあります。一方カタログギフトは、選択できる品物の範囲は狭まるかもしれませんが、思わぬ巡り合わせで良い品物と出会えることもあります。

また近年では品物を選ぶカタログギフトだけでなく、「体験型ギフト」と呼ばれるレジャーやアクティビティを楽しめるギフトも話題を集めているようです。ギフトを受け取った相手はカタログの中からお店やプラン、希望の日時を選ぶことができるので、期限などを気にする必要もありません。価格帯やジャンルも豊富なので、選択肢として考えてみても良いでしょう。

まとめ

お餞別は、新たな門出を祝福するために心をこめて感謝の気持ちを伝えることが重要です。タブーや失礼にあたること・ものも紹介しましたが、贈り物を選ぶときに一番に考えるべきは「相手に喜んでもらえること」です。贈る相手のことを考えながら、気持ちよく新天地へ送り出してあげられるようにお餞別の品物を選んでみてはいかがでしょうか。。