2023年引越しに縁起の良い日・ダメな日を解説!

2023年引越しに縁起の良い日・ダメな日を解説!
大手の引越し料金と比較すると単身引越しナビなら最大67%安い!
  • A社 約67%OFF
  • B社 約50%OFF
  • C社 約20%OFF
summary
  • 引越しに良い日は、「大安」「天赦日」「一粒万倍日」などがあります
  • 2022年は吉日が重なる日が多いためチェックしましょう
  • 「仏滅」「赤口」「三隣亡」など避けた方が良い日もあります

引越し日時の決定にはさまざまな要素を考える必要がありますが、なかには縁起の良さを重視する人もいるでしょう。引越しに向いている吉日もあれば、不向きとされる凶日もあります。引越しは、新生活の門出となる行事のため、できれば引越しに最適な日を選びたいところです。この記事では2022年の引越しにおける吉日・凶日を紹介します。

引越しに縁起の良い日取りは「大安」「天赦日」「一粒万倍日」

引越しに縁起が良いとされるのは、「大安」「天赦日」「一粒万倍日」などです。自分の予定と照らしあわせて、縁起が良く引越しに適した日を探しましょう。ここでは、引越しにおいて縁起が良い日取りを紹介します。

大安(たいあん)

縁起の良い日として有名なものに「大安」が挙げられます。「大いに安し」が語源といわれており、「何事においても吉」「何をするにも成功しないことはない」という日です。「六曜」と呼ばれる暦注のなかで、最も縁起が良い日とされています。婚礼を中心にさまざまな物事の実施に適しています。

もちろん、大安は引越しにも最適です。ただし、大安の日は人気も高くなり、引越し業者に依頼が集中しやすいことから、料金も高めに設定されやすいのが特徴です。

2022年の大安日カレンダー

大安の日は毎年異なります。カレンダーによっては六曜も記載されているものもあるため、大安にあたる日を確認しておくと行動計画を立てやすくなるでしょう。以下は2022年の大安日をまとめた表です。

大安の日(日)
1月 8、14、20、26
2月 5、11、17、23
3月 6、12、18、24、30
4月 3、9、15、21、27
5月 2、8、14、20、26、30
6月 5、11、17、23
7月 4、10、16、22、28
8月 2、8、14、20、26、30
9月 5、11、17、23、28
10月 4、10、16、22、26
11月 1、7、13、19、24、30
12月 6、12、18、28

天赦日(てんしゃにち)

日本の暦において、最高の吉日とされる日です。すべての神様が天に昇りすべての罪が赦されるとされており、天赦日に新しいことを始めると万事うまくいくといわれています。「ずっとやりたかったこと」「一度諦めたこと」などに手を付けると成功するかもしれません。新しい生活を始める引越しにも適しているでしょう。タイミングによっては一粒万倍日と同日にあたることがあり、この日は特に縁起が良い日とされます。

天赦日は万事うまくいく日とされますが、退職や閉店など終わりを連想させることには適していません。また、すべての罪が赦される日であっても犯罪行為は当然厳禁です。ほかにも浮気や賭博など罪悪感を残す行為も控えるべきとされています。常識を守ったうえで積極的に行動してみましょう。

2022年の天赦日カレンダー

天赦日は1年間で5~6日ほどしかない貴重な日です。少しでも縁起が良い日を狙うならば天赦日のタイミングを必ず確認しておきましょう。以下は2022年の天赦日をまとめた表です。

天赦日(日)
1月 11
3月 26
6月 10
8月 23
10月 22
11月 7

一粒万倍日(いちりゅうまんばいび)

これは「種もみ一粒が万倍に実る」といわれる日で、新しい物事を始める日に適しているとされています。特に金銭がかかわるものは高い効果があるとされており、この日にお金を財布に入れると万倍になって帰ってくるといわれています。結婚や起業などのほか、引越しのように新生活を始めるものにも向いているといえるでしょう。

ただし、一粒万倍日は良いことだけでなく、悪いことも万倍になる恐れがあるといわれています。引越しの際は、近所・引越し業者などに迷惑をかけることがないように十分注意しましょう。

なお、一粒万倍日はほかの吉日と重なると幸運が倍になるとされています。「大安」や「天赦日」が重なる日を選ぶと、さらに良いでしょう。以下では一粒万倍日を決める方法や2022年の一粒万倍日を紹介します。

一粒万倍日の決まり方

「干支」と「二十四節気」の組み合わせにより決まります。二十四節気とは、1年を24等分して各分点に「立春」「夏至」「大寒」など季節の名称を割り振ったものです。十二支は年と同様に日ごとでも「子の日」「丑の日」などと割り振られており、節気ごとで特定の十二支に当てはまる日が一粒万倍日にあたります。立春~啓蟄の時期では丑・午の日、啓蟄~清明の時期では寅・酉の日などと定められているため、毎年およそ6日ごとの間隔で一粒万倍日を迎えます。

2022年の一粒万倍日カレンダー

一粒万倍日は大安と比べてさらに不規則な配置です。カレンダーで事前に確認してから予定を立てましょう。以下は2022年の一粒万倍日をまとめた表です。

なお、不成就日と重なる日は()で示しています。この日は一粒万倍日の縁起の良さが打ち消されてしまうとも言われているので注意しましょう。

一粒万倍日(日)
1月 11、14、23、26
2月 5、10、17、22
3月 1、9、14、21、26
4月 2、5、8、(17)、20、29
5月 2、14、15、26、27
6月 9、10、21、22
7月 3、(4)、7、16、19、(28)、(31)
8月 10、15、22、27
9月 3、11、16、23、28
10月 5、8、11、(20)、23
11月 1、4、16、17、(28)、29
12月 12、13、24、25

六曜とは

六曜は、室町時代に中国から伝わったとされる暦注の一種です。幕末や明治のころに吉兆を表す現在の形で広まりました。時代とともに名称や順序が変わっており、現代では「先勝」「友引」「先負」「仏滅」「大安」「赤口」の順に6種類が使用されています。また、明治以降は「六輝」と呼ばれることもありました。これは、西洋由来の太陽暦で用いられる七曜と名前が似ているために作られた名称で、六曜と意味は変わりません。

「仏滅」「赤口」などから、仏教と関連があるように感じられるかもしれませんが、仏教とは無関係です。神道とも関係がなく、寺でも神社でも行事の際に六曜の考慮はしていません。宗教と関係がない俗習ですが、一般的には冠婚葬祭などで縁起の良し悪しを決める際に広く用いられており、引越しの際に意識する方も少なくありません。

【大安以外の六曜】

  • 先勝(せんしょう、せんかち、さきかち)
    急いで行動すること、先回りして行うことが吉とされる日。午前中が吉、午後は凶とされています。お祝いごとや大切なことが決まるイベントなどがこの日取りの場合は、なるべく早い時間に設定しましょう。
  • 友引(ともびき、ゆういん)
    文字通り「友を引く日」。結婚式などの慶事は吉とされ、反対にお葬式などは避けられます。諸説ありますが、朝と夕方は吉、昼の時間帯は凶とするのが一般的です。
  • 先負(せんぷ、せんぶ、せんまけ、さきまけ)
    目立った行動は控えるべき日。「先勝」とは逆に、午前中が凶、午後が吉とされてはいるものの、午後もそれほど良い時間とはされていません。無難を心がけて過ごしましょう。
  • 仏滅(ぶつめつ)
    ものごとが終わる日、滅する日。万事が凶とされており、引越しや結婚式の慶事などは避ける傾向にあります。お祝いを贈ることも避けたほうが無難です。一方で、お葬式や法事などの弔事はとり行っても問題ありません。悪縁を絶ったり、意に沿わない物事と決別したりするのには適した日です。
  • 赤口(しゃっく、じゃっく、しゃっこう、じゃっこう、せきぐち)
    凶日。「赤」は火や血を連想させる色であり、「仏滅」よりも縁起が悪いという見方もあります。火の元や刃物には特に注意すべき日です。火災を連想されることから、引越しにも向かないとされています。

大安・一粒万倍日・天赦日が難しいときのおすすめ日取り

白い花

引越しの日取りとして、メジャーな大安や縁起が非常に良い一粒万倍日・天赦日は需要が高くなります。そのため引越し業者の予約がすぐに埋まり、予約をとれないケースもあります。

しかし、大安・一粒万倍日・天赦日以外にも引越しに適している縁起が良い日取りは存在します。ここでは、そのほか引越しの際におすすめの日取りをご紹介します。

月徳日(つきとくにち)

この日は「月ごとに神様が降りてきている日」とされ、万事に支障がない吉日とされます。特に家の増改築や土に関することを行う日として適しており、引越しにも向いている日取りといえるでしょう。

なお、月徳日は十干によって決められます。1・5・9月は丙(ひのえ)の日、2・6・10月は甲(きのえ)の日、3・7・11月は壬(みずのえ)の日、4・8・12月は庚(かのえ)の日が月徳日にあたります。以下は2022年の月徳日をまとめた表です。

月徳日(日)
1月 7、17、27
2月 12、22
3月 4、12、22
4月 1、9、19、29
5月 7、17、27
6月 12、22
7月 2、10、20、30
8月 7、17、27
9月 6、14、24
10月 4、10、20、30
11月 7、17、27
12月 15、25

天恩日(てんおんにち)

この日は「天からの恩沢により万民が福を得る日」とされ、吉事や慶事を行う日として適しているとされます。結婚や会社設立などを行う際にも最適とされています。一方で凶事を行う日には適さないため、葬式の実施は避けるべきです。引越しは凶事ではないため、天恩日は比較的実施に適しているタイミングでしょう。

天恩日は5日連続で続く特徴があり、計算上1年の4分の1程度が天恩日に当てはまります。以下は2022年の天恩日をまとめた表です。

天恩日(日)
1月 11~15、26~30
2月 25~28
3月 1、12~16、27~31
4月 26~30
5月 11~15、26~30
6月 25~29
7月 10~14、25~29
8月 24~28
9月 8~12、23~27
10月 23~27
11月 7~11、22~26
12月 22~26

大明日(だいみょうにち)

この日は、「天地が開けて隅々まで日の光が照らされる日」とされ、吉事や慶事の実施に適しているとされます。特に移動に関することへの恩恵が大きく、引越しを行う日としては非常に適しています。

大明日は該当する日が非常に多く、月によっては半分以上の日が当てはまることもあります。以下は2022年の大明日をまとめた表です。

大明日(日)
1月 3、5~8、16~20、24、26、29、31
2月 3、8、11、18、20~23、25~27
3月 4、6~9、17~21、25、27、30
4月 1、4、9、12、19、21~24、26~28
5月 3、5~8、16~20、24、26、29、31
6月 3、8、11、18、20~23、25~27
7月 2、4~7、15~19、23、25、28、30
8月 2、7、10、17、19~22、24~26、31
9月 2~5、13~17、21、23、26、28
10月 1、6、9、16、18~21、23~25、30
11月 1~4、12~16、20、22、25、27、30
12月 5、8、15、17~20、22~24、29、31

「友引」

「友引」は基本的に縁起の良い日とされています。もともとは「留引」という漢字が使われており、「勝負は引き分ける」「無事に終える」という日でした。時が経つにつれて漢字が「友引」と移り変わり、「お葬式には適さない日」といった印象に変化したものの、六曜の中では吉日に分類されるため、引越しにも適していると言えるでしょう。

なお、「友引」は朝と夕方が吉、昼が凶となります。このため、縁起が気になる人は昼の時間帯を避けての引越しがおすすめ。できれば午前中に開始して、凶の時間帯となるお昼は休憩を取りましょう。

友引(日)
1月 5、11、17、23、29
2月 2、8、14、20、26
3月 3、9、15、21、27
4月 6、12、18、24、30
5月 5、11、17、23、29
6月 2、8、14、20、26
7月 1、7、13、19、25、30
8月 5、11、17、23、27
9月 2、8、14、20
10月 1、7、13、19、29
11月 4、10、16、22、27
12月 3、9、15、21、25、31

「先勝」

「先勝」も引越しにはおすすめの日です。何事も吉とされる「大安」は引越し日としても人気が高く、引越し業者の予約が取れないことも。そんなときは「先勝」も引越し日の候補に入れてみましょう。

「先勝」は、もともとは軍略に関する書物の用語。その昔は、戦国武将が戦を仕掛ける日を決める目安になっていました。早めの行動が良いとされる日なので、引越しを行うのも午前中が吉。午後からは凶に転じてしまうので注意が必要です。

先勝(日)
1月 4、10、16、22、28
2月 1、7、13、19、25
3月 8、14、20、26
4月 5、11、17、23、29
5月 4、10、16、22、28
6月 1、7、13、19、25、30
7月 6、12、18、24、29
8月 4、10、16、22
9月 1、7、13、19、25、30
10月 6、12、18、24、28
11月 3、9、15、21、26
12月 2、8、14、20、24、30

引越しに縁起の良くない日取り

縁起の良い日取りがある一方で、縁起が悪い日取りも存在します。六曜の「仏滅」や「赤口」は有名ですが、六曜以外にも引越しを行うべきでない日取りがあります。

ここでは引越し作業の実施に適さないような縁起の悪い日取りについて解説します。それぞれが該当する2022年の日付も一緒にまとめてあるため、引越し日時を決める際の参考にしてください。

仏滅(ぶつめつ)

六曜のなかで最も悪い日とされています。特に吉事や慶事には適さない日で、結婚式のようなめでたいことは避けるべきでしょう。もちろん、引越しも同様です。

一方で、葬式や法事などの凶事には適しているとされることも珍しくありません。基本的には積極的に行動せず静かに過ごして、良くない行事だけ実施を考えるようにすれば、穏やかに乗り切れるかもしれません。

仏滅は時代とともに名前が変わっています。六曜が日本に伝わった当初は「空亡」「虚亡」などの名前でした。その後「物滅」と名が変わり、さらに漢字も変わって現在の「仏滅」という名になっています。

以下は2022年の仏滅をまとめた表です。基本的には大安の前日にあたります。

仏滅の日(日)
1月 2、7、13、19、25、31
2月 4、10、16、22、28
3月 5、11、17、23、29
4月 2、8、14、20、26
5月 1、7、13、19、25
6月 4、10、16、22、28
7月 3、9、15、21、27
8月 1、7、13、19、25、29
9月 4、10、16、22、27
10月 3、9、15、21、25、31
11月 6、12、18、29
12月 5、11、17、27

赤口(しゃっこう)

六曜の一つで、仏滅に次いで悪い日とされます。考え方によっては仏滅よりさらに不吉な日とされることもあり、特に「赤」にまつわる「火」や「血」などの災いに注意しなくてはなりません。赤口の日に結婚式を行う場合でも、キャンドルサービスや刃物を使うケーキカットを行わないケースもあるようです。基本的に静かに過ごすべき日ですが、11~13時は吉になる特徴もあります。

以下は2022年の赤口をまとめた表です。基本的には大安の翌日にあたります。

赤口の日(日)
1月 3、9、15、21、27
2月 6、12、18、24
3月 2、7、13、19、25、31
4月 4、10、16、22、28
5月 3、9、15、21、27、31
6月 6、12、18、24、29
7月 5、11、17、23
8月 3、9、15、21、31
9月 6、12、18、24、29
10月 5、11、17、23、27
11月 2、8、14、20、25
12月 1、7、13、19、23、29

不成就日(ぶじょうじゅにち)

この日は一粒万倍日や天赦日の対極にあたり、何を始めるにも不適当とされる日です。結婚式や地鎮祭など多くのことを控えるべきタイミングで、引越しも同様にうまくいかないとされます。

大安や一粒万倍日などと同じ日にあたることもありますが、基本的に吉日と凶日が重なった場合は凶日の力が優先されると考えるようです。特に一粒万倍日は悪いことも万倍に増幅されるため、不成就日によるマイナスの効果がさらに強まる恐れもあります。以下は2022年の不成就日をまとめた表です。

不成就日(日)
1月 8、16、24
2月 3、11、19、27
3月 4、12、20、28
4月 1、9、17、25
5月 4、12、20、28
6月 3、11、19、27
7月 4、12、20、28、31
8月 8、16、24、28
9月 5、13、21、26
10月 4、12、20、28
11月 5、13、21、28
12月 6、14、22、28

三隣亡(さんりんぼう)

多くの物事に適さない日で、特に建築関係の行事では多くの会社で避けられています。三隣亡の日に家を建てると、隣三軒まで及ぶ災いが起こるとされています。引越しにおいても三隣亡の日は凶日とされることが多く、避けるべき日取りとして挙げられるでしょう。

江戸時代には「三輪宝」と書かれて、暦に「家建ててよし」と記される吉日でした。しかしあるとき「よし」を「あし」と書き間違えられて凶日扱いになり、漢字も変わって現在の形になっています。書き間違いが由来のため信憑性が非常に低いとも判断できますが、建築業界では今でも忌避する傾向が強いため注意しましょう。以下は2022年の三隣亡の日をまとめた表です。

三隣亡の日(日)
1月 1、5、17、29
2月 15、27
3月 14、26
4月 11、23
5月 10、22
6月 3、6、18、30
7月 16、28
8月 14、26
9月 7、10、22
10月 4、8、20
11月 1、18、30
12月 15、27

土用(どよう)

「立春」「立夏」など季節の変わり目の直前に設けられている期間で、土に関することの実施に適さないとされます。季節の変わり目のため、体調を崩す恐れがある作業を避けさせる意味合いがあるとも考えられており、引越しも土用には不向きとされています。

以下は2022年の土用の日をまとめた表です。それぞれ二十四節気に含まれる「立春」「立夏」「立秋」「立冬」の前日を最終日として18日間続きます。

土用の日
冬(立春前) 1月17日~2月3日
春(立夏前) 4月17日~5月4日
夏(立秋前) 7月20日~8月6日
秋(立冬前) 10月20日~11月6日

縁起の良くない日に引越しする必要がある場合

引越しは自分や家族の予定、旧居・新居の都合、引越し業者のスケジュールなどをすり合わせて決めるもの。必ずしも引越しに良い日とされる大安吉日に決まらないこともあります。しかし、ダメな日に引越しをしなければならなくなっても、心配しすぎる必要はありません。

縁起の悪い日にも、吉の時間帯と凶の時間帯があります。やむを得ずこうした日に引越しをすることになった場合は、なるべく凶の時間帯を避けるという対処法を取りましょう。

また、最近では縁起の良し・悪しを気にせず引越しする人も少なくありません。「これまでの経験からどうしても気になってしまう」などの場合でなければ、気にしないのも一つの選択肢です。

仏滅に引越しを行う際の作法

「仏滅」は、六曜を重んじてスケジュールを決める人にとっては引越しがためらわれる日。しかし、見方によっては「仏滅」は引越しに向いているとも考えられます。そもそも「仏滅」は「古いものごとが滅び、新しく始まる」という意味。心機一転、新居の生活をスタートする引越しは「仏滅」に向かないお日柄とも言い切れないのです。

ただし、一般的な印象では「仏滅」はやはり縁起の悪い日。心配な場合は、引越しの際に以下のようなポイントをおさえておきましょう。

【作法一覧】

  • なるべく午後の時間帯に引越しが行えるよう手配する(仏滅は午後に運気が上がるという一説があるため)
  • 大安の日に新居に盛り塩やお供え物を供えておく
  • 新居に「万年青(おもと)」など引越しにまつわる縁起物を置いておく
  • 安吉の日を選んでできるだけ荷物を移しておき、当日の作業量を減らす
  • 引越し前までに神社でお祓いをする
  • 同日は謙虚で控えめな言動を心がけて無難に過ごせるよう気を配る

赤口に引越しを行う際の作法

引越しに良くないとされる「赤口」に日取りが決まってしまった場合にも、対処法があります。その一つが時間帯です。

「赤口」では一日のうち正午の前後1時間ほどが吉の時間帯。この時間は悪さをする「鬼」が休むとされています。そのため、引越し前日までに自力で運べる荷物は新居に移しておき、この時間帯に引越し作業が行えるよう調整しましょう。

また、新居に縁起の良いものを置いたり、神社に参拝して厄落としをしたりしておくのもおすすめです。また、当日は悪目立ちするような言動や勇み足の決断を避け、何事もなく過ごせるように気を付けましょう。

【作法一覧】

  • 前日までにできる範囲で作業を進め、当日は11時~13時に引越しを済ませる
  • 新居に盛り塩やお供え物を供えておく
  • 新居に「万年青(おもと)」など引越しにまつわる縁起物を置いておく
  • 引越し前までに神社でお祓いをする
  • 同日は謙虚で控えめな言動を心がけて無難に過ごせるよう気を配る

2022年月毎のおすすめ引越し日取り

ダンボールの横に立つ引越し業者

引越しにおいて縁起の良い日取りは多くあり、複数の縁起日が重なることも珍しくありません。少しでも縁起の良い日を探す場合は、一つひとつ見ていく必要がありますが、1年間をすべて照らし合わせると時間がかかるでしょう。

ここでは各月で、大安・一粒万倍日・天赦日のいずれかに当てはまる日をまとめています。月により縁起日の数にも差があるため、引越し業者の混雑状況や自分の都合などさまざまな条件とあわせて、総合的な判断をしてください。

1月の引越しに良い日

1月の引越しに適した日は以下のものです。11日は一粒万倍日と天赦日が重なり非常に縁起の良い日。一年に数回しかない珍しい日柄なので、引越しの候補日に挙がっている場合はぜひ選びたいところです。

縁起日
8日 大安
11日 天赦日、一粒万倍日
14日 大安、一粒万倍日
20日 大安
23日 一粒万倍日
26日 一粒万倍日

2月の引越しに良い日

2月の引越しに適した日は以下のものです。短い月ながら、5日、17日は大安と一粒万倍日が重なり特に縁起の良い日になっています。残念ながら2022年2月は天赦日がないものの、引越しの日取りにはより縁起の良い日を選びたいところです。

縁起日
5日 大安、一粒万倍日
10日 一粒万倍日
11日 大安
17日 大安、一粒万倍日
22日 一粒万倍日
23日 大安

3月の引越しに良い日

3月の引越しに適した日は以下のものです。3月は引越し需要が非常に高い時期であり、特に26日は天赦日と一粒万倍日が重なっています。引越し関連の手続きや予約が非常に混雑する可能性があるので注意が必要です。大安をはじめとする吉日に引越しを希望する場合は、なるべく早めに引越し業者をおさえておきましょう。

縁起日
1日 大安、一粒万倍日
6日 大安
9日 一粒万倍日
12日 大安
14日 一粒万倍日
18日 大安
21日 一粒万倍日
24日 大安
26日 天赦日、一粒万倍日
30日 大安

4月の引越しに良い日

4月の引越しに適した日は以下のものです。3月と同様に引越し需要が高まる時期のため、引越し業者への予約は迅速に行う必要があります。吉日同士が重なる日は2022年4月にはありませんが、大安や一粒万倍日などは込み合う可能性があるので注意しましょう。

縁起日
2日 一粒万倍日
3日 大安
5日 一粒万倍日
8日 一粒万倍日
9日 大安
15日 大安
17日 一粒万倍日
20日 一粒万倍日
21日 大安
26日 天赦日
27日 大安
29日 一粒万倍日

5月の引越しに良い日

5月の引越しに適した日は以下のものです。2022年5月に天赦日はないものの、2日と14日、26日の3日間は大安と一粒万倍日が重なった特に縁起の良い吉日。大安と一粒万倍日それぞれの日数も多く、比較的縁起の良い日が多い月と言えるでしょう。

縁起日
2日 大安、一粒万倍日
8日 大安
14日 大安、一粒万倍日
15日 一粒万倍日
20日 大安
26日 大安、一粒万倍日
27日 一粒万倍日
30日 大安

6月の引越しに良い日

6月の引越しに適した日は以下のものです。天赦日と一粒万倍日が重なった縁起の良い日は10日。しかし、5月や7月など前後の月と比べると、やや吉日が少ない傾向にあります。21日~23日は3日連続して吉日なので、引越し作業に数日かかる場合はこの日取りがおすすめです。

縁起日
5日 大安
9日 一粒万倍日
10日 天赦日、一粒万倍日
11日 大安
17日 大安
21日 一粒万倍日
22日 一粒万倍日
23日 大安

7月の引越しに良い日

7月の引越しに適した日は以下のものです。2022年7月は天赦日がないものの、一粒万倍日が最も多い月です。また、4日と16日、28日は大安と一粒万倍日が重なっているより縁起の良い日。引越しの日取りを決める際はおさえておきたいところです。

縁起日
3日 一粒万倍日
4日 大安、一粒万倍日
7日 一粒万倍日
10日 大安
16日 大安、一粒万倍日
19日 一粒万倍日
22日 大安
28日 大安、一粒万倍日
31日 一粒万倍日

8月の引越しに良い日

8月の引越しに適した日は以下のものです。2022年8月は、大安と一粒万倍日、天赦日が重なる日はありません。しかし、大安の日は比較的多い月。引越し業者も比較的空きやすいので、引越しにはおすすめです。

縁起日
2日 大安
8日 大安
10日 一粒万倍日
14日 大安
15日 一粒万倍日
20日 大安
22日 一粒万倍日
26日 大安
27日 一粒万倍日
28日 天赦日
30日 大安

9月の引越しに良い日

9月の引越しに適した日は以下のものです。2022年9月は11日と23日、28日に大安と一粒万倍日が3回重なります。しかし、縁起日自体が少ないため、9月の引越しで吉日をおさえたい場合は早めの手配がおすすめです。

縁起日
3日 一粒万倍日
5日 大安
11日 大安、一粒万倍日
16日 一粒万倍日
17日 大安
23日 大安、一粒万倍日
28日 大安、一粒万倍日

10月の引越しに良い日

10月の引越しに適した日は以下のものです。大安と一粒万倍日の数がバランス良く、22日には天赦日と大安が重なった日があるため、引越しに比較的おすすめの月です。

縁起日
4日 大安
5日 一粒万倍日
8日 一粒万倍日
10日 大安
11日 一粒万倍日
16日 大安
20日 一粒万倍日
22日 大安、天赦日
23日 一粒万倍日
26日 大安

11月の引越しに良い日

11月の引越しに適した日は以下のものです。7日には大安と天赦日が重なる、特に縁起の良い日。また、2022年11月は1年を通じて比較的吉日に恵まれています。この時期に引越しを予定しているなら、日柄が選びやすくなるでしょう。

縁起日
1日 大安、一粒万倍日
4日 一粒万倍日
7日 大安、天赦日
13日 大安
16日 一粒万倍日
17日 一粒万倍日
19日 大安
24日 大安
28日 一粒万倍日
29日 一粒万倍日
30日 大安

12月の引越しに良い日

12月の引越しに適した日は以下のものです。2022年12月は2月と同様、吉日が少ない月。しかし、12日は大安と一粒万倍日が重なった特に縁起の良い日です。加えて12日、13日と24日、25日は吉日が2日間続きます。12月は比較的引越しの依頼も少なくなるので、吉日に引越しの日取りが取りやすいとも言えるでしょう。

縁起日
6日 大安
12日 大安、一粒万倍日
13日 一粒万倍日
18日 大安
24日 一粒万倍日
25日 一粒万倍日
28日 大安

まとめ

この記事では、2022年において引越しに適した縁起の良い日取りを紹介しました。引越し日時を決めるうえで、考慮すべき事項は数多くあります。現代は昔と比べて大安のような吉日を選ぶことは減少傾向にありますが、「新しい生活の始まりを少しでも縁起の良いものにしたい」という方もいるでしょう。縁起の良い日取り・悪い日取りを考慮して、自分にとって最適な引越し日時を決定しましょう。

「多忙のため希望日に引越しをしたい」「縁起の良い日に引越しの日取りをおさえたい」という単身者におすすめなのが、当サイトが提供する札幌、仙台、首都圏、近畿、東海、福岡エリア限定の定額引越しサービス単身引越しナビ」です。条件に当てはまれば、日付毎に設定された定額料金で引越しができます。

単身引越しナビ

荷物の制限は2トンのショートトラックに載せられる範囲内なので、料金体系が非常に分かりやすいのがポイント。やや大型の家具や家電があっても、既定のサイズに収まるのであれば料金は変わりません。見積りの時間を節約できるので、忙しい方にもぴったりです。

一度ネットで希望日を選択して申し込めば、あとはマッチングが完了するまで待つだけ。「単身引越しナビ」でマッチングした引越し業者のみを厳選してご紹介します。しつこい営業電話や訪問見積りもないので、安心してじっくりと引越し準備を進められるのもメリットです。

さらにダンボール20枚も定額料金に含まれており、引越し準備もサポート。引越しに割く時間があまりない人や、なるべく手間をカットしたい人は、この機会にぜひ検討してみてはいかがでしょうか。

引越し費用相場が安い時期と高い時期は?引越しを安く行う時期や方法は、こちらをご覧ください。