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summary

  • 複数社の同時訪問見積りの依頼自体に問題はありません
  • 同時訪問見積りをすることで効率よく比較検討できますが訪問見積り当日の対応は個別で見積りを依頼するよりも大変になります
  • 引越し料金だけでなくサービスの内容も含めて引越し業者を選びましょう

引越しの訪問見積りとは、引越し業者の見積り担当者が自宅に来て実際の荷物量や住居の状況を確認して見積りを出してもらう方法です。複数の引越し業者から相見積りをとるのは一般的なことですが、同一時刻に同業他社がいる中で訪問見積りを依頼することに問題はないのでしょうか。

この記事では、引越しの訪問見積りを同時に依頼することが可能なのか、訪問見積りを同時に行うメリット・デメリット、訪問見積りの際に確認するべきことについてご紹介します。

引越しの訪問見積りは必要?準備や注意点も解説

複数業者の同時見積りは可能

結論から言えば、複数業者に訪問見積りを同時に依頼することは可能です。ただし、引越し業者によっては断られる可能性もあります。訪問見積りは引越し業者側にも見積り担当者の人件費や移動の交通費などのコストがかかっているため、一対一の状況で詳しく説明してぜひ成約に繋げたいと考えるものです。

しかし、同時に複数の引越し業者が訪問すると、一対一で詳しい説明が行えません。また、ほかの引越し業者が依頼者に説明をしている間は、待機していなければならず、余計に時間がかかります。

一方で、引越し業者の方から「他社と同席して訪問見積りを行いたい」と言われる場合もあります。これは、他社よりも良いサービスを提供していることをアピールするためです。

このように、複数社の同時訪問見積りは、メリットもありますが、デメリットもあります。訪問見積りを依頼する際は、必要かどうかをしっかり考慮してから行いましょう。

安くしたいのであれば訪問なしも検討すべき

引越し料金をなるべくおさえたいのであれば、訪問見積り以外の見積り方法も検討しましょう。単身引越しパックは取り扱う荷物の総量があらかじめ決まっているため、訪問見積りは必要ありません。

単身積み切りパックは、決められたサイズ(例:高さ約155cm×幅約110cm×奥行き75cm)のコンテナボックスで荷物を運搬し、コンテナボックスのサイズによって料金が決定します。一人暮らしで荷物が少量の場合は、時間がかかる訪問見積りよりも単身引越しパックを利用した方が、時間と引越し料金を節約できます。

引越しの訪問見積りを同時にやるメリット

同時に引越しの訪問見積りを行うと、「訪問見積り時間の短縮」と「価格交渉のしやすさ」というメリットが得られます。訪問見積りを同時に行うことで、効率的に見積りを比較できます。ここでは、訪問見積りを同時に行うメリットをご紹介します。

時間の短縮になる

引越し業者に依頼する訪問見積りの時間を同じタイミングにすれば、1日で複数業者の見積りをとることが可能です。訪問見積りでは、まず簡単な引越しの説明を行った後で、実際の荷物の確認を行います。その後、エアコンの取付け・取外しや不用品処分などオプションプランの希望を確認して、最後に見積り金額を提示する流れで行われることが一般的です。訪問見積りにかかる時間は約20~60分程度とされています。

同時ではなく別々の日時に訪問見積りを依頼する場合、訪問見積りを依頼した引越し業者の数だけ、予定を空けておかなければなりません。同時に行うことで、効率的に複数業者の比較が行えます。

価格交渉がしやすいことがある

引越しの見積り金額は、引越し業者の事業規模やサービスによって差があります。複数社同時に訪問見積りを行うということは、その場で各社の見積りが出揃います。そのため、引越し業者の見積り担当者は他社の見積り内容を意識して、値下げの価格交渉に応じてくれやすくなるでしょう。また、同時に見積りをとることで、料金やプラン内容の比較・検討がしやすくなり、条件に最適な引越し業者を効率的に選べます。

引越しの訪問見積りを同時にやるデメリット

メリットがある一方で、同時に複数業者の訪問見積りを行うことにはいくつかのデメリットも存在します。デメリットを把握せずに同時見積りをすると、時間短縮や価格交渉どころかスムーズに見積りをもらえない可能性もあるため注意しましょう。ここでは、訪問見積りを同時に行うデメリットをご紹介します。

日程調整が難しい

複数業者の訪問見積りを同時に行うためには、依頼するすべての業者の予定が合う日を検討しなければなりません。場合によっては、すべての引越し業者の予定が合う日がないことも考えられます。特に、引越し日までに時間がない場合や、進学や就職、転勤に伴って引越しが集中する3月中旬~4月上旬にかけての繁忙期は、複数業者への同時見積り依頼は難しいでしょう。

各社のサービスを把握するのが難しい

複数の引越し業者の見積りを比較する際、各社から提案される料金やサービス内容が異なるため、情報整理が難しくなります。一括見積りサービスを利用して相見積りをする場合でも情報整理は必要ですが、同時訪問見積りの方が短い時間で複数社の提案を受けることになるため、さらに難しく感じられるでしょう。また、勘違いをして別の業者に異なるサービス内容を依頼した場合、引越し当日に必要な荷物を運送できない、予期せぬ追加料金が発生するなどのトラブルにつながる恐れもあるので注意が必要です。

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複数人の訪問対応は大変になりがち

引越し業者の訪問見積りを同時に行ったとしても、各社の見積り担当者全員と同時に交渉を行うことはまずありません。提案は各社の見積り担当者と個別に受けるのが基本です。つまり、複数の見積り担当者から何度も提案を受けることになり、対応が煩雑になりがちです。また、複数社同時の訪問見積りが比較前提ということを見積り担当者は理解しているため、見積り担当者によっては積極性に欠けることもあります。

複数業者を同時に訪問見積り依頼する際のコツ

複数社の訪問見積りのコツは見積り担当者に「ぜひ引越しを引き受けたい」と感じてもらえるような依頼を心がけることです。引越しを依頼する相手に悪印象を与えると、値引き交渉も難しくなります。ここでは、依頼の際に良い条件の見積りを引き出すコツをご紹介します。

見積り担当者に悪い印象を与えないことが重要

まず、見積り担当者の立場を理解して悪い印象を与えないことが最も重要です。比較前提の同時訪問見積りに対して、消極的な見積り担当者は少なからず存在します。そのような見積り担当者に対して無茶な値下げをお願いしても、さらに印象を悪くするだけです。しかし、相見積りの料金値下げだけが目的ではなく、条件に合った引越し業者を検討していることを理解してもらえれば、見積り担当者と良い交渉を進めることができるでしょう。

「詳しくは電話で」のフレーズで見積り担当者の温度感を保てる

複数業者の同時訪問見積りでは、荷物の確認後に各社の見積り担当者から提案を受けます。このとき、1社ごとに時間をかけすぎず、「詳しくは電話で」と話を短めに切り上げましょう。電話の約束をとることで、引き続き交渉を続けたい意思が相手に伝わります。この方法は、複数社の訪問見積りを効率よく進めることができるうえ、各社の見積りを確認する時間も十分にとれます。また、訪問見積りの場で契約を無理強いされるようなケースにおいても、「詳しくは電話で」は有効的なフレーズです。

訪問見積り時に確認しておきたい事項

訪問見積りは引越し業者が運搬する荷物を実際に確認しながらさまざま条件を確認できる機会です。ここでは、見積り担当者に確認したい項目を解説します。

不用品回収の方法や回収可能品目

引越しを機に、不用品処分を検討することもあるでしょう。引越し業者のなかには、オプションで不用品回収を引き受けてくれるところがあります。

処分を検討している不用品があれば、訪問見積りの際に引越し業者に不用品回収サービスの有無、回収可能な品目を確認しましょう。引越し業者の不用品回収サービスと各自治体の不用品回収の料金を比較しておくことも重要です。荷物の大きさ・重さによっては、自治体で回収してもらったり、自分で処分場に持ち込んだりした方が費用をおさえられる場合があるためです。

電気工事・洗濯機取付けなどのオプション

エアコンや洗濯機の取付け・取外しをオプションサービスとして設けている引越し業者もあります。新住居へエアコン・洗濯機など自分で取付け・取外しをするのが難しい家電を運ぶ場合は、訪問見積りの際に見積り担当者に伝えましょう。

引越しで洗濯機や冷蔵庫を運ぶ場合は、事前に「水抜き」と呼ばれる作業が必要です。水抜き作業は引越し前日までに行う必要があり、基本的には自身で作業しなければならないので忘れずに行いましょう。

積み切り契約か全積み契約か

積み切り契約とは、引越し業者のトラックに積めるだけの荷物を運搬してもらう契約です。一方、全積み契約は、引越し業者がすべての荷物を運搬する契約です。一般的に積み切り契約と全積み契約の料金では、積み切り契約の方が安くなります。しかし、積み切り契約の仕組みを正しく理解していないと、かえって引越し料金が高くなる可能性があります。

積み切り契約でトラックに積み込めなかった荷物がある場合、トラックが旧居と新居をもう1往復するなどの対応を取ると、その分の追加料金が発生します。そのため、あらかじめ全積み契約で契約した方がお得になるケースもあります。

ダンボールの受け渡し方法・タイミング

成約後のダンボールの受け渡し方法は、訪問見積り当日にその場でもらえたり、希望する日時に届けられたりとさまざまです。ダンボールが無料か有料かは引越し業者によって異なります。必要なダンボールの枚数は荷物量や家族の人数によって異なりますが、単身者で10~15枚、2人家族で20~30枚、3人家族で30枚程度が一般的です。特に3月下旬〜4月上旬の繁忙期はダンボールの配送が滞ることもあるので、事前に必要数を把握して早めに手配するようにします。

なお、ダンボールは契約した引越し業者から受け取りましょう。訪問見積り時に業者からダンボールが渡される場合もありますが、後々買い取りトラブルに発展する可能性があります。

引越し業者の強み・弱み

訪問見積り時には、各引越し業者の強みと弱みも確認しておく必要があります。大手の引越し業者は荷造りから家財の配置まですべておまかせできるプランや、女性スタッフが作業を担当してくれる女性の利用者向けプランなど、充実したサービスを強みとしています。しかし、その分料金は割高になる傾向にあり、料金をおさえるためには価格交渉の手間と時間がかかります。

一方で、地域密着型と呼ばれる引越し業者の料金は、大手と比較して割安になる点が強みです。ただし、作業員数が少なかったり、作業員の経験が浅かったりすることもあります。このようにそれぞれの引越し業者には強み・弱みがあるので、訪問見積り時には料金だけでなくサービスの内容や質も見極めることが重要です。

まとめ

今回ご紹介した訪問見積りを同時に複数業者に依頼する方法は、見積りにかかる時間を大幅に短縮できる方法です。早い段階で引越し業者が決まれば、引越し日までに余裕をもって荷造りを進められるでしょう。

複数社同時の訪問見積り依頼はあくまでも相見積りの方法の一つです。金額以外のサービス内容や見積り担当者の対応なども比較して、見積り担当者に取引したいと思ってもらえるような快い対応を意識しましょう。

同時に複数の業者へ訪問見積りを依頼する際には、今回ご紹介した内容を参考にして良い条件の見積りを引き出してみてください。