引越し時期・風水について

引越し費用相場が安い時期と高い時期は?引越しを安く行う時期や方法をご紹介!

引越し費用相場が安い時期と高い時期は?引越しを安く行う時期や方法をご紹介!
summary
  • 安く引越しをしたいなら入学や転勤による人の移動が少ない通常期の11月~1月がおすすめです
  • 予約の集中しづらい平日や午後の指定や大安の日を避けるといった調整も有効です
  • 不用品を処分して荷物量を減らしたり訪問見積を依頼したりすることでさらなるコストダウンが可能になります

多くの人は、入学や就職など人生の節目に一度は引越しを経験することでしょう。引越しは多くのお金がかかるイベントですが、引越し後の新生活に余裕を残しておくためにも、引越し代は可能な限りおさえたいものです。実際に、引っ越す時期や見積り方法、プランの選択によって引越し代の節約は可能です。この記事では、時期や見積り方法など、引越し代をおさえるためのポイントを紹介します。

引越し費用は安い月と高い月がある

多くのサービス業と同様に、引越し業界にも繁忙期や通常期があります。繁忙期は入学や就職などで新生活を迎える人が増える時期であり、引越しの需要が大きく増えて料金と予約難易度が上昇します。一方で通常期はほとんどの人が生活環境を変えない時期で、引越し客が減って引越し業者を利用しやすくなります。時期ごとに引越し費用は異なるため、以下で詳しく解説します。

単身の引越し見積りが高いのは3月、安いのは11月

単身者の引越しで最も料金が高くなるのは引越しの繁忙期である3月となり5万円台となります。この時期は年度の境目にあたり、卒業・入学・就職などで多くの人の生活環境が変わります。そのため、多くのサービス業では繁忙期となり、料金が上がり予約もとりづらくなります。引越し業界も例外ではなく、普段と比べて料金が大幅に上がるうえに予約も非常に早く埋まります。国土交通省も混雑緩和のために引越し時期の前倒しを呼びかけています。可能な範囲で、少し早めに行動することをおすすめします。一方で、最も安いのは9月~10月の転勤シーズンが落ち着く11月でおよそ3万円台となります。

単身者の時期ごとの引越し費用相場

引越し時期 引越しの距離
~15km未満 ~50km未満
3月 50,620円 62,520円
11月 33,440円 36,062円

家族の引越し見積りが高いのは3月、安いのは11月

引越し費用は、世帯人数が増えるほど費用の増え方が大きくなります。家族引越しも単身同様で最も料金が高くなるのは引越しの繁忙期である3月となります。2人家族の場合、引越し費用は単身者の約2倍となります。一方で、最も安い11月については約5.7万円となり、家族で引っ越す場合は、単身に比べ、時期による引越し費用の差が大きくなります。

家族の時期ごとの引越し費用相場

引越し時期 2人家族 3人家族 4人家族
~15km未満 ~50km未満 ~15km未満 ~50km未満 ~15km未満 ~50km未満
3月 96,090円 108,170円 121,160円 141,420円 125,780円 160,280円
11月 57,650円 72,950円 74,640円 107,350円 82,030円 112,880円

賃貸物件の家賃や初期費用が安い時期は8月、高い時期は3月 

引越しピーク時期の3月は家賃を高くしても入居者の確保ができるため、大家さんや不動産会社も強気の価格設定をし、家賃が高く設定されます。

一方で初夏~8月については、就職や転勤などの需要が一旦落ち着くことから、大家さんも早く空室を埋めたいという気持ちから家賃を下げて募集をかけ直す場合があります。さらに、暑い夏の時期には引越しを計画する人も減るため、初期費用の価格交渉を前向きに受けてくれる可能性が高まります。

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引越しするなら「安い時期」を狙おう

引越しには多額の費用がかかります。特にあまりお金に余裕がない学生や引越しを繰り返す転勤族の方は、少しでもコストを下げたいと考えるでしょう。安く引っ越したい場合は通常期を狙うべきなのはいうまでもありませんが、通常期は金銭面以外にも、予約がしやすく丁寧な対応を望めるなどのメリットがあります。また、平日や午後を選ぶなどの方法でさらに安く引っ越すことも可能です。通常期には物件の選択肢が少なく理想的な家を選びづらいといった欠点もありますが、時間的な余裕を利用して内見と交渉を綿密に行えばそういったデメリットもカバーできるでしょう。以下では通常期に引っ越すメリットや注意点などを詳しく解説します。

通常期に引越しをするメリット

一つめは最も大きなメリットである料金の安さです。引越し業者にとって、引越し客が少ないと従業員やトラックなどを持て余して無駄なコストがかかってしまいます。そのため、通常期には多くの引越し業者が料金を下げて少しでも引越しの申し込みを受けようとします。

二つめのメリットとして丁寧なサービスを受けられる点が挙げられます。引越し業者の手が空いているため、「早くこの依頼を終わらせて次に行かないと」という焦りが生まれません。業者の体力にも余裕があるため、注意深く落ち着いた対応を期待できるでしょう。

三つめとして引越し前の家を選ぶ段階でもメリットがあります。引越しの通常期は不動産屋も手が空いており、やはり余裕を持った丁寧な対応が望めます。また、繁忙期に売れ残った物件を売りたいと考えているため、初期費用の価格交渉を前向きに受けてくれる可能性が高まります。

安い時期に引っ越すための注意点

通常期中の引越しは複数の面でお得ですが、その利点を得られる一方で注意点もあります。通常期には引っ越す人が少ないために空き家が少なく、希望に沿った新居をなかなか確保できないことが多くなります。低コストで入居できても自分にとって住みづらい家では満足できず、少しずつストレスが積み重なり新生活全体に悪影響が出る恐れも否定できません。

多くの選択肢を用意して満足できる物件を選ぶためには、複数候補を選んで入念に内見しましょう。余裕がある状態で焦らずに物件内や周辺環境を確かめて、そのうえで可能な限り不動産屋と交渉するのがおすすめです。通常期にはなかなか賃貸契約が成立しないため、不動産屋も交渉に対して繁忙期より積極的に対応してくれるでしょう。

引越し時期を変更できない人でも費用が安くなるポイント

電卓 グラフ ダウン

引越し時期を変更できない人でも引越し費用をおさえる3つのポイントの一つめは、曜日を調整することです。引越しは土日や前日である金曜日に需要が増して料金も上がり、平日の月~木曜日には土日よりも安く申し込めます。翌日が平日のため慌ただしくなる欠点はありますが、引越しになるべくお金をかけたくない場合にはぜひ選びたい選択肢です。引越し業者が空いているため予約をとりやすいメリットもあります。

二つめは曜日以外に安くできる引越し日の選び方として、時間帯を午後から夕方、あるいは指定しないという方法があります。多くの人は早めに引越し作業を終えたいと考えるため、午前中に予約が集中する一方で午後は空いていることが珍しくありません。

縁起を気にしない人の場合、大安の日を避けるのも一つの方法です。六曜で最も縁起が良い大安は、引越しや結婚式など大きなイベントが集中してきた日です。昨今は昔ほど気にされなくなっていますが、依然料金が高くなりやすい傾向はあります。そのため、反対に縁起の良くない仏滅や赤口を選べばコストを下げられる可能性があるでしょう。引越しに関しては午前中の縁起が悪い先負も狙い目といえるかもしれません。

引越し費用が安くなるその他の方法

少しでも引越しを安く行うには、引っ越すタイミングの調整以外にもいくつか方法があります。

  • 複数の見積りをとる
  • 見積りのために訪問してもらう
  • 引越し前に不用品を処分する
  • 荷造りや梱包を自分で行うプランを選択する

以下で詳しく解説します。

複数の見積りをとる

引越し業者を選ぶ際には、複数の業者に見積りを依頼しましょう。業者ごとにおおよその料金を算出してくれるため、どの業者でどれだけお金がかかるか概算できます。

見積りを依頼する際は、一社ずつ連絡する方法にくわえ、Web上にある一括見積りサイトを利用する方法もあります。一括見積りサイトは手軽に多くの見積りを取れますが、利用すると複数の業者から営業の電話がかかってくるデメリットもあります。そのため、強く希望する特定業者がある場合は直接連絡するのが良いでしょう。なお、業者の候補は引っ越す距離に応じて変更しましょう。近距離では中小業者も候補に入れて、遠距離では大手を重視して考えます。

また、見積り結果は金額だけを見て判断せず、見積り内容に含まれているサービスも確認しましょう。金額が安くても段ボール箱やガムテープなど各種引越し資材の費用が含まれていない場合、実際に申し込んで支払うと予想以上に多額の料金が請求される恐れがあります。また、連絡時の対応から引越し業者の質を測ることも重要です。いい加減な返答やメールの誤字が目立つような業者では、申し込んでからも良好なサービスは期待できません。

見積りのために訪問してもらう

見積りを受けるときには引越し業者に自宅まで来てもらうことをおすすめします。電話やインターネットでの見積りも可能ですが、荷物の量が自己申告になるため正確な量を伝えられない場合が少なくありません。万が一、申告した荷物が積み切れなかったというようなトラブルを避けるために、一般的な業者は申告よりも多めの荷物量を想定して見積を出す傾向にあるようです。

自宅に業者が訪問しての見積りであれば、ベテランの引越しスタッフによる見積りで正確な料金を知れます。ほとんどの場合で電話やインターネットでの見積りよりも訪問見積りの方が料金を安く判定できるようです。業者によっては見積り料金からさらに安くするように交渉することも可能です。

引越し前に不用品を処分する

見積り前に不要な道具をなるべく多く処分してしまうと料金が安く済みます。荷物が多いと運搬時に大きなトラックが必要になり、その分料金も上がるためです。引越しを決めたら見積りの前に荷物を整理して、いらないものを廃棄・売却など何らかの手段で手放してしまいましょう。荷物が少なければ見積り後の荷造りや引越し当日の運搬、新居到着後の荷解きの手間も減ります。

「しばらく使っていないがいずれ使うかもしれない」というものもなるべく処分します。引越しは持ち物を減らす絶好のチャンスであるため、なし崩し的に残しているものを一掃してしまいましょう。捨てるのが忍びない場合は、使ってくれそうな人に譲ったり、リサイクルショップに回収を依頼したりしましょう。

荷造りや梱包を自分で行うプランを選択する

引越し費用をおさえたい場合、荷造りや梱包は引越し業者に任せず自分で行いましょう。引越しのプランによっては業者が運搬だけでなく荷造りなども代行してくれるものがありますが、荷造り程度ならば自力でも十分可能です。少しでも安いプランにすることで出費をおさえられます。

荷造りを行うときには、なるべく玄関から遠い部屋を優先します。玄関付近に梱包済みの箱が積まれていると邪魔になり、万が一災害が起きた場合に避難に支障が出る危険もあります。梱包の順序は、季節外れのものや思い出の品といった当面使わないものを先に梱包しましょう。反対に、日用品など毎日のように使うものは最後まで梱包してはいけません。段ボール箱に詰め込む量の目安として、一箱を一人で持てるくらいの重さにおさえるとちょうどよくなります。重いものは少数だけ入れて、軽いものは一箱に多数まとめてしまいます。荷物を詰めた箱には中身とキッチン、寝室、リビングなど新居での使用場所を書いておくと、搬入や荷解きの際に便利です。

帰り便や混載便を利用する

トラック 

引越しの移動距離が長い場合は、帰り便や混載便を利用することで料金を大幅におさえられます。帰り便とは、別の引越しを終えたあとに営業所へ戻る空のトラックを利用した引越しのことです。たとえば、東京から大阪への引越しが行われた場合、大阪で荷物を積み降ろしたトラックはコンテナを空にした状態で、東京の営業所に戻ることになります。仮にこのとき東京まで運ぶ荷物を載せられれば、引越し業者としては無駄なくトラックを運用できるため、格安な料金で引越荷物を引き受けてもらえるというわけです。ただし、地方の場合は都合よく引越し先への帰り便を見つけるのは難しいため、ある程度規模の大きな都市間の引越しに向いた方法と言えます。

混載便は、1台のトラックに複数の依頼者の荷物を積み込むことで、費用を利用者間で折半できる引越しのことです。特に単身引越しの場合は、トラックの積載容量に対して少ない荷物量で済むことが多いため、利用価値が高いといえます。ただし、途中で他の利用者の積み下ろしがあるため、到着日時の指定ができず、また移動時間自体も長くなってしまうというデメリットもあります。

コンテナ便を利用する

長距離の引越しで、荷物到着までの日時に余裕がある場合は、コンテナ便の利用も選択肢の1つです。コンテナ便とは、トラックではなく鉄道貨物の輸送コンテナで荷物を運ぶ引越しのことです。運搬中のトラックの交通費や人件費がかからないため、費用を安くおさえられます。ただし、貨物便は他の一般貨物の積載が完了してから出発すること、貨物駅ごとに停車して荷物の積み下ろしが行われることなどから、通常のトラックによる引越しに比べて、日数がかかるというデメリットがあります。

フリー便や午後便で引っ越す

引越しの時間帯にこだわらないのであれば、フリー便や午後便を利用するのも手です。午後便とは、引越し業者にとってその日2番目の引越し、もしくは午後決まった時間帯の引越しのことで、フリー便は当日の引越し業者の都合に合わせて時間帯が決まるものを指します。引越し業者によって定義はさまざまで、午後便の時間帯をある程度決めている業者もあれば、午後便をフリー便と同じ意味で使っている業者もあります。フリー便(午後便)のメリットは、午前便に比べて費用を安くおさえられるという点です。引越し作業は、荷物の運搬後にも荷解きやライフライン開通、新生活準備などが控えているため、午前便に人気が集中します。そのため、空きが出やすい午後からの引越し料金は、午前便よりも安く設定される傾向にあります。また、当日は午前中に時間が取れるため、直前の準備作業に余裕が生まれる点もフリー便のメリットと言えます。

反対にデメリットとしては、時間が全く読めないため、作業が夜間にまで及ぶ可能性がある点です。フリー便の作業開始時間は、完全に当日の引越し業者の作業量や移動時間に左右されます。引越し繁忙期の3~4月などは、荷物の搬入が終わった頃には日付が変わっていたなどということも起こり得ます。また、引越し業者にとっては2件目、3件目の引越し作業となるため、疲労が蓄積しており、作業の質が落ちる可能性も考えておきましょう。

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一人暮らしの引越しには単身引越しナビがおすすめ

一人暮らしで荷物の量も限られ、首都圏内で引っ越すのであれば、単身引越しナビの利用をおすすめします。単身引越しナビは、札幌、仙台、首都圏、近畿、東海、福岡エリアでの単身引越しに利用できる、定額制の引越しサービスです。「移動距離が31km未満」「15階以下の低・中層階住まい」「2トンショートトラック限定」という利用条件はありますが、他の一括見積りサービスにはない魅力的な特徴があります。

単身者のための引越しマッチングサービス

単身引越しナビは、単身引越しに特化した、利用者と引越し業者とのマッチングサービスです。利用者が入力した住所や荷物の情報、引越し希望日などの情報をもとに、希望条件に合う引越し業者がマッチングされ利用者に提示されます。利用者は、条件などを確認し支払情報を登録すると、引越しの契約成立となります。成約に至るまでは、電話番号などの個人情報は引越し業者に開示されません。そのため、一括見積りサービスでありがちな、引越し業者から電話やメールが殺到するという心配がありません。

また、マッチング対象となる引越し業者は、国の許認可(一般貨物自動車運送事業許可)を取得し、独自の審査基準に適合した信頼できる引越し業者のみであるため、安心して利用できます。

お得な定額料金制

単身引越しナビの料金体系は定額制となっています。利用条件が移動距離31km未満かつ2トンショートトラック限定であることから、「平日/休祝日」と「通常期/通常期/繁忙期」の組み合わせで、計6パターンという料金体系です。最も安い「平日+通常期」の場合だと、税込29,480円(高速道路を利用した場合は高速道路料金が実費加算)で利用できます。サイト上で直近3か月のカレンダー別料金表も掲載されているため、お申込み段階で料金を把握できます。また、単身引越しナビで成約すると、引越し業者から20枚のダンボールが無料で提供されるため、梱包資材の費用もおさえられます。

まとめ

この記事では、引越しをなるべく安く行うためにおすすめできる時期や方法を紹介しました。引越し業界は3月に繁忙期を迎えて料金が高くなります。引越しの時期を問わない場合は繁忙期を避けるようにしましょう。さらに、通常期の中でも平日や午後、仏滅の日などを狙うとさらに安く申し込めます。引越し日時の選定にくわえて、見積りや荷造りなどの面でも工夫してさらなるコストダウンを測ることも可能です。この記事を参考にコストパフォーマンスの高い引越しをして、より良い新生活を始めてください。

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